作物図鑑 | オトモアグリ

バラ科の果樹。旬は12〜5月、育てやすさは「ふつう」。

いちご
写真: 不明 / CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)

科

バラ科

旬

12〜5月

育てやすさ

ふつう

向く栽培環境

ハウス

区分

特定野菜

種まき

苗の植え付けは10月。ランナー(子株)で株を増やせる。

植え付け

株間25〜30cm。クラウン(株の中心)を埋めないよう浅植え。

収穫

12〜5月(露地は4〜5月)。赤く熟した実から収穫。

日当たり

日当たりのよい場所。ハウス・プランターでも育てやすい。

水やり

乾いたらたっぷり。実や葉に長く水がかかると病気が出やすい。

肥料

植え付け時の元肥と、春先の追肥。与えすぎは葉ばかり茂る。

出やすい病害虫

うどんこ病・灰色かび病 アブラムシ・ハダニ

連作

バラ科。連作を避ける。

育て方のコツ

受粉が不十分だと実がいびつに。ハウス・室内では筆で受粉を助ける。ランナーで翌年の苗を確保できる。

資料

農林水産省・e-Stat 作物統計調査(野菜)ほか

解説動画

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Daisuke Miyazaki ①

の解説動画

【家庭菜園のイチゴ】家庭菜園超初心者でも自宅で無限に苺を収穫できる超簡単ないちごの育て方【絶対に失敗しないコツ】

概要

全国20カ所以上のいちご農園で指導してきた講師が、栽培未経験の超初心者に向けて、プランター・鉢を使った失敗しないいちごの育て方を解説する。うまく育てれば同じ株から何年も収穫でき、ランナーで苗を増やしながら長く楽しめる植物であることを、実際の栽培例を見せながら紹介している。

苗と用土・肥料の選び方

苗はホームセンターやネット通販で春か秋に出回るので、葉の枚数が多く葉が大きいものを選ぶ。品種による育てやすさの差はほとんどないので好みで選んでよい。

用土は初心者なら「いちご用の培養土(いちごの土)」が確実で、慣れれば野菜用培養土でもよいが、ヤシ殻主体の安価な土や赤玉土単体はブレンドが必要なので初心者には不向き。肥料もいちご専用肥料が無難。

有機で育てたい場合は元肥に発酵油かす(じわじわ効く)、追肥に鶏ふん(即効性)という使い分けが勧められる。化成肥料なら8-8-8程度のバランス型でよい。市販のいちご用肥料は化成と有機のミックスが多い。

容器と鉢底石

畑や庭は難易度が上がるため、初心者は60cm前後のプランターや直径20〜30cmの鉢がおすすめ。一株あたりの土の量が多いほど失敗しにくい。

60cmプランターなら2〜3株、丸鉢なら中央に1株が目安。排水性を高め根腐れを防ぐため鉢底石を使うとよく、片付けが楽なネット入りが便利。

底上げ構造の容器なら鉢底石は不要。道具類は100円ショップでもそろう。

植え付けと株の高さ

苗は茶色く枯れた古い葉だけを取り除き、緑の葉は残す。根はほぐしたり切ったりせず、切ると断面から病気に入りやすいのでそのまま植える。

株間は20cmほど空ける。最重要ポイントは植える深さで、いちごはクラウン(奥にある芽=生長点)が土から出ていないと育たず、埋まると腐って枯れる。

土は容器の縁から5cm(指の第二関節ほど)下げてウォータースペースを残し、クラウンが土の上に少し顔を出す高さにする。植える向きは、ランナーの跡の反対側に実がなると言われるが実際は複数方向に出るため、一株植えや家庭菜園ではほとんど気にしなくてよい。

施肥・水やり・置き場所

元肥はいちごの根が浅いため、植え付け後に表面へ一つまみを株元を避けて容器の縁にパラパラとまき、軽く土と混ぜる。以降は春夏秋に月1回同量を追肥し、冬は施肥しない。

水やりは底から水が溢れるまでたっぷり。植え付け直後は土が乾いているのでしっかり与える。

以降は土の表面が乾いてからが基本で、判断が難しければ春夏秋は週2回を目安にする。冬は水を必要としないので控えめだが、乾燥しきると枯れるので表面が乾いたら与える。

置き場所は直射日光が6時間以上当たる場所が必須で、日照が2〜3時間しかない場所では育たない。病気予防のため葉には水をかけず株元に与え、雨の当たらない軒下やベランダが望ましい。

開花後の管理と苗の更新

春に暖かくなると花が咲くので、ミツバチが来ない環境では花が咲いた2日目から2日間、柔らかい筆で雌しべ雄しべ部分を撫でて人工授粉する。実がなったら収穫して食べる。

夏になると花が咲かなくなり代わりにランナーが伸びるので、これを使って苗を増やせる(人工授粉・苗の増やし方は別動画)。冬は屋外に置くだけで越冬でき、寒さに強い。

出典: Daisuke Miyazaki(YouTube)で動画を見る ▶