ブルーベリー
ツツジ科の果樹。旬は6〜8月、育てやすさは「やさしい」。


科
ツツジ科
旬
6〜8月
育てやすさ
やさしい
向く栽培環境
プランター
区分
定番
種まき
果樹のため種まきではなく、春(3〜4月)または秋(10〜11月)に苗木を植え付けます。実生は結実まで年数がかかるので、家庭菜園では2〜3年生の接ぎ木・挿し木苗を選びます。
植え付け
春または秋、ピートモスを配合した酸性用土を入れた8〜10号鉢に1株植えます。地植えなら株間1.5〜2m、実つきをよくするため同系統の異なる2品種以上を並べて植えると受粉が安定します。
収穫
6〜8月に順次収穫できます。実が付け根まで濃い青紫色に色づき、軽く触れてポロッと取れる頃が完熟の食べ頃で、同じ房でも色づいたものから摘み取ります。
日当たり
日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温はおおむね15〜25℃で、暑さに弱いノーザンハイブッシュ系は夏の西日を避けると安心です。
水やり
根が浅く乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。特に夏場の鉢栽培は朝夕2回必要なこともあり、水切れさせないことが最重要です。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を元肥とし、追肥は芽出し前の2〜3月と収穫後のお礼肥に硫安やブルーベリー専用肥料を少量ずつ与えます。
出やすい病害虫
コガネムシ(幼虫):鉢内の根を食害するため防虫ネットで成虫の産卵を防ぎ、見つけ次第捕殺する 灰色かび病:多湿・過繁茂で発生するので風通しよく剪定し、傷んだ実や枝を早めに除去する ミノガ・イラガ類:葉を食害するので発生初期に幼虫を捕殺する 鳥害(ヒヨドリ等):熟果を狙われるため収穫期は防鳥ネットで株全体を覆う
連作
ツツジ科の果樹で連作の心配は少ないですが、酸性(pH4.3〜5.5程度)の土壌を長期間維持することが栽培成功の前提になります。
品種
温暖地・関東以西では暑さと乾燥に強いラビットアイ系、寒冷地〜中間地では大粒で風味のよいノーザンハイブッシュ系が育てやすくおすすめです。
主産地
主産地は東京都・長野県・群馬県・茨城県などで、全国の年間収穫量はおおむね2,000トン台です。
育て方のコツ
用土をピートモスで酸性に保つこと、受粉のため同系統の2品種以上を一緒に育てることが実つきを大きく左右します。冬は不要な細枝や古枝を剪定して株を若返らせます。
資料
農研機構NARO・農林水産省統計/都道府県栽培暦、および園芸一般知識
解説動画
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の解説動画
Direct from a blueberry farmer! A thorough explanation of how to grow blueberries in your home ga...
概要
東京都八王子市でブルーベリー農園を営む生産者が、家庭でのブルーベリー栽培の年間スケジュールを解説する動画。
ブルーベリーは果樹の中でも比較的育てやすく、それほど手をかけなくても実をつけられる点を最初に紹介している。
植え付けと苗選び
苗の植え付け適期は11月〜1月ごろ。ホームセンターのほか、200種類ほどの品種を扱う専門業者(苗生産業者)のカタログから品種を選んで注文することもでき、たくさん植えたい人や品種にこだわりたい人には専門業者からの購入が向く。
撮影者自身も専門業者から購入し、少し育ててから農園に定植している。
年間サイクル
2〜3月に花芽が育つための肥料を施し、4〜5月に白い花が咲く。花後の6〜8月に品種ごとの時期で実がなって収穫を迎える。
収穫が終わったら翌年の花芽をつけるためのお礼肥を施し、この循環を繰り返す。
剪定の考え方
12〜1月ごろ、枝切り鋏で込み合った枝や細い枝を落とし、残した枝に養分を集めて花芽をつけさせる。冬の剪定がメインで、一番古い枝を根元近くから切ると新しい枝に栄養が回り、切り口からも新梢が出る。
古い枝を切って新しい枝を育てることを繰り返すと大きな実が収穫できる。ラビットアイ系はどんどん枝が出るので思い切って切ってよく、ハイブッシュ系は様子を見ながら剪定する。夏(収穫後)の剪定は込み合った部分を風通しよくする程度に行う。
施肥と摘花
2〜3月に株元というより枝の周りへさっと肥料をまく。春先は油かす、実がなった後はブルーベリー専用肥料などを施す。
3〜4月には花芽が多い枝の花芽を減らし、残した花から大きな実をつけさせる。1〜2年生の若い株は枝を大きく育てることを優先し、花芽は全部落として枝の成長に養分を向けるのがよい。
鳥害ネットと水やり
実の時期は鳥に食べられないよう全体にネットを張るが、冬は雪の重みでつぶれないよう一度外し、春に花が咲くころ再び張る。ブルーベリーは水を好むが常に水浸しの状態は嫌うため、適度な水やりが必要。
夏場は自宅栽培なら毎日水を与えるとよい。収穫は枝際ぎりぎりまで青黒く色づいた完熟の実を摘む。収穫はおおむね6〜8月、ハイブッシュ系が6月から、ラビットアイ系が7月から8月ごろまで採れる。
ブルーベリーの育て方|プランターでブルベリー栽培|失敗しない苗の選びの基本【カインズ】
概要
プランターでのブルーベリー栽培の基本を短くまとめた動画。ブルーベリーは白いふっくらした小さな花を多数つけ、抗酸化作用など健康面でも注目される。
花は4〜5月、実は7〜8月につき、フルーツとしてだけでなくガーデニング素材としても親しまれている。
植え付け時期と苗選び
植え付けは芽の成長が止まっている時期に行う。関東から北の地域では春植え、関東より西の地域では秋植えがよい。
苗は秋から早春に園芸店などで入手でき、枝が太く艶のよいものを選ぶ。
【ブルーベリー】実を付けるまでの1年のサイクルと育て方を簡単に教えます
概要
大阪でプランター家庭菜園をする投稿者が、ブルーベリーの購入から1年の育て方のサイクルまでを実演を交えて解説する動画。人気の果樹だが購入時にも育てる時にも注意点があると強調している。
購入時期は12〜2月
ブルーベリーは寒くなると葉を落とす落葉樹で、適切な購入時期は12月〜2月中。この時期は苗生産業者が畑で育てた苗を根を切って出荷するタイミングで、根を切ってもダメージが最小限になるためこの時期に納品される(剪定も同じ理由でこの時期)。
3月以降、特に4〜5月にネット通販で買うと売れ残りの状態の悪い苗(異常に細い、根張りが悪い)ばかりになりやすいので、欲しい品種は12月〜2月に買っておくべき。ホームセンターの時期外れの安売り苗も状態が悪い。
品種より重要な3つの系統
ブルーベリーには品種とは別に系統があり、大きくノーザンハイブッシュ系・サザンハイブッシュ系・ラビットアイ系の3つに分かれる。ここを調べずに買うと実がならない、最悪枯れることがあるため最重要ポイント。
ノーザンハイブッシュは北の寒い地域向けで北陸・北海道でも育つが暖地には不向き、大阪などのホームセンターには置いていないことが多い。サザンハイブッシュは温暖地・中間地向けだが近年出てきた系統で種類が少ない。ラビットアイはがっつり暖地向けで関西では最もよく出回り、寒冷地では難しい。
受粉の相性
ノーザン・サザンのハイブッシュ系は1本でも実がなるが、2本以上異なる品種を植えると受粉率が格段に上がる。ラビットアイは2本以上、必ず同じラビットアイ系統の異なる品種を植えないと実がならない。
ハイブッシュ系同士(ノーザンとサザン)は掛け合わせが効くが、ラビットアイとハイブッシュの掛け合わせは着果率が極端に悪くなるため成立しない。ブルーベリーは基本的に同系統の違う品種を2本植えるのが原則。
土のpHと系統差
ブルーベリーは酸性を好む。ハイブッシュ系(特にノーザン)は酸度をきつめに、pH4.5付近を狙って調整する必要があり、酸度が足りないと生育不良や突然枯れることがある。
ラビットアイは適性pHが広くpH5.5程度でも育ち、酸性寄りにこだわらなくても育つ。酸度調整には専用土が一番簡単だが、自分で行うなら未調整のピートモスを使う。
調整済み(中性)ピートモスではなく未調整の酸性ピートモスを選ぶこと。葉が薄くなる・クロロシスなど株の調子が悪い時は土壌の酸度を疑う。
植え付け・剪定・肥料
植え付けと植え替えは落葉樹なので2〜3月、葉が動き出す前に済ませる。環境変化はストレスになるため休眠期に根を軽くほぐして新しい土に。
剪定も同じ時期。1年目は木を大きくする作業で花は落とす。
肥料は落葉樹なので季節の変わり目、10月〜11月中旬に有機肥料を1年分まとめて施す。有機肥料はゆっくり長く効き、春先に必要な時期に効いてくるので施肥回数が1回で済む。
実がついた枝は結実後に枯れるので取り払い、去年伸びた枝の先端付近の2〜3芽に花芽ができるため、冬の剪定でこの先端を誤って落とさないよう注意する。剪定した枝を土に挿すと発根率が高く、簡単に株を増やせる。
【園芸】基礎知識〜植え付けまで徹底解説 ブルーベリー栽培を始めよう!
概要
タキイ種苗通販部の担当者が、鉢栽培のブルーベリーについて準備するもの・鉢への植え付け・植え付け後の管理を解説する動画。
初めてでも実が収穫でき、可愛い花や秋の紅葉も楽しめる観賞価値の高さから人気が高い。
品種選びの2つのポイント
苗選びには2つの重要ポイントがある。1つ目は系統の選択。
ノーザンハイブッシュ系は寒さに強く暑さに弱く、関東以北の涼しい地域向けで、実が大きく品質がよく甘い。サザンハイブッシュ系はノーザンを改良した系統で暖地でも栽培でき、東北南部から沖縄まで幅広く育つ。
ラビットアイ系は暖地向けで関東以西向き、高温にも土壌適応性にも優れて栽培しやすい。2つ目は必ず同じ系統で異なる品種を2種類以上植えること。
ハイブッシュ系は1本でも実がなるが、同系統の違う品種を2種類植えて受粉させると実が大きく美味しくなる。ラビットアイ系は同系統の違う品種が2種類以上ないと実がつかない。
土・鉢・資材の準備
ブルーベリーは酸性〜中酸性の土を好むため、自分で作る場合はピートモスや鹿沼土をブレンドするが、初めてなら酸性に調整済みのブルーベリー専用培養土が手軽。
鉢は3.5〜4号ポット苗なら7号鉢、12〜15cm苗なら8号鉢、18cm程度の大苗なら10号鉢以上が目安。乾燥防止のためのバークチップと、長く栽培し多く実をつけるための肥料も用意する。
鉢への植え付け手順
鉢の縁から3〜5cm下にウォータースペースを作るため、底に用土を入れる。ポットから苗を抜き、根鉢がガチガチに固まっている場合は根が動きやすいよう口を開くようほぐしてから、株の横に用土を入れる。
用土は空気を含んでいるので鉢を軽くトントンと叩いてなじませ、しっかり詰める。植え付け後、肥料袋の裏面に書かれた適量を施し、最後に乾燥防止のバークチップを表面に敷く。
植え付け後の水管理
最大の注意点は乾燥させないこと。ブルーベリーは一度乾燥すると復活が難しい。
寒い時期はバークチップをめくって表面が乾いたら与え、春から温度が上がると毎日朝に水やり、7月ごろからの夏場は朝夕2回必要になる。
ピートモス主体の土は一度乾くと水が入りにくくなる性質があるため注意。特に植え付け直後は土に水をなじませるため、鉢底からしっかり水が流れ出るまでたっぷり与える。
[Part 1 for Beginners] A professional explains the types of blueberries and how to choose them
概要
園芸農家の石月さんが、超初心者向けシリーズの第1弾としてブルーベリーの3系統とおすすめ品種を解説する動画。
ブルーベリーを1種類だと思っている初心者に向け、基礎中の基礎から用語解説も交えて説明している。
3つの系統
日本で生産されるブルーベリーは大きく3タイプ。ノーザンハイブッシュ系は寒い地域を好み、ノーザンを九州など暖地に持っていくと育ちにくい。
ラビットアイ系は寒さが苦手で温暖な地方を好む。サザンハイブッシュ系はその中間で、ハイブッシュ系ながら暖地でも育つ。ただし各系統に何百もの品種があり、暑さにある程度耐える品種や寒地でも持つ品種もあるので、すべてが例外なく当てはまるわけではない。
初心者にはラビットアイがおすすめ
初めてブルーベリーを育てる人に最もすすめるのはラビットアイ系。理由は丈夫なこと。
一般にブルーベリーは酸性でないと育ちが悪いが、ラビットアイは酸性にこだわらなくても土を選ばず生きていける。庭に子供のために植えたい人などには失敗が少ない。
ただし成長が早く、鉢だと成長が良すぎるため、鉢なら8号より10号鉢の方が向く。前年に幹から元気よく伸びる枝(シュート)を早い段階で剪定すると枝分かれしてコンパクトに作れる。
受粉と品種の組み合わせ
ラビットアイ系は1本では実がならない(自家受粉しにくい)。同一品種を2本植えても受粉しないので、開花時期がほぼ同じ違う品種を2本植えて互いに受粉させる必要がある。
庭に地植えする場合は成長が早いので株間1.5m(ラビットアイなので広め)ほど離して植えるのがよい。1つの鉢に2本植える場合は根が競合して弱い方が枯れることがあるため、鉢の中を仕切ってそれぞれの部屋を作る。
植え付けと用語(シュート・サッカー)
ホームセンターやお店で買った苗はポットから抜くと根がぐるぐる回っているので、必ずほぐして根が動きやすい状態にしてから植える。植え穴には未調整ピートモス(調整済みの中性・アルカリ性ではなく無調整の酸性のもの)を購入し、ほぐした根の周りに敷き詰め、穴にも混ぜ込む。
用語として、幹から元気よく伸びてくる枝を『シュート』、根の少し離れたところから出てくる枝を『サッカー』と呼ぶ。ラビットアイの名は、実が熟す前に緑から赤くなる様子がうさぎの目に似ることに由来するとされる。まずは苗を枯らさず根を張らせることが最重要。
[Easy to manage] A professional farmer will teach you how to plant blueberries in the ground
概要
園芸農家の石月さんが、5〜6年ものの6号鉢のブルーベリー(ラビットアイ系)を鉢から抜いて畑に地植えする作業を実演する動画。
いずれも違う品種同士で、ラビットアイは同一品種では受粉しないため違う品種を隣に植える。
株間と植え穴・根ほぐし
地植えの株間はハイブッシュ系なら1.5mでよいが、ラビットアイは成長が早いので2m空ける。
鉢から抜くと根がパンパンに回りガチガチになっているので、そのまま植えると生育が悪くなる。まず尻(底)からほぐすとほぐしやすく、しっかりガシガシとほぐして根が動きやすい状態にしてから植える。
植え付け時の剪定(老化枝の見極め)
植え付けと同時に老化した枝を切り戻す。老化枝は幹肌が白っぽく茶色っぽくなり、元気な枝は色が違うので、幹の中央の色で見極める。
老化した枝や弱った枝は根元から切り、新しいシュート(一番若い枝)を残す。実がついて枯れた不要な枝も落とす。
ピートモスと植え付け手順
乾燥への強さと水管理・連作障害
抜いた根鉢はカラカラに乾いていても生きており、ブルーベリーは水が好きだが乾燥にもそこそこ強い。過度に乾燥を怖がって過湿にすると根腐れで枯れるので怖がりすぎないこと。
地植え後、来年の春〜夏の水やりのために水受けを作っておくが、9月ごろに植えて年内に根を張らせる場合は水受けが不要なこともある。
ブルーベリーにも連作障害があり、枯れた場所に植え直すと生育が悪くなりやすいので、できれば場所をずらすかピートを多めに入れて回避する。コガネムシの幼虫対策の薬剤は5月と10月ごろ施すとよいが、今回は掘っても幼虫がいなかったので不使用とした。
庭・砂地への植え付けの工夫
畑は耕されているが、庭のカチカチに固まった地面に植える場合は、スコップでできる範囲までほぐして平らにし、赤玉土などを袋で買ってきて盛り土のように高くして植える。平らな場所にそのまま植えられないので少し高いところに植えるとよい。
砂地の庭は柔らかいが砂だけでは難しいので、赤玉土や畑土・黒土を補って植え込むと育ちがよくなる。
[For Beginners🔰] If it’s your first time growing blueberries, this is the absolute must-have vari...
概要
園芸農家の石月さんが、イベントで多くの超初心者に出会った経験から、これからブルーベリーを始める人に向けておすすめ品種を改めて解説する動画。
取り上げるのはラビットアイ系のティフブルーで、最も手軽に購入でき、管理が簡単で失敗する確率が低い品種として紹介している。
挿し木苗の生育(根と芽の関係)
今年3月中旬に挿した2寸ポット苗はまだ発根しておらず、カルスが巻き始めた段階で、発根には3ヶ月〜1年かかる。根が出ていなくても芽が吹くのは枝の養分によるもので、芽が出た=発根したと勘違いしないよう注意。
昨年3月挿しは1年3ヶ月ほどで2年目、一昨年3月挿しは3年目と、年数で幹の太さが変わる。伸びすぎた枝を早く剪定(ピンチ)していれば花芽が入るが、剪定が遅いと花芽が入らない。実がついた枝は収穫後に切ってしまう不要な枝になる。
なぜ初心者にラビットアイか
ブルーベリーは酸度(pH)問題が最も大きく取り上げられてきた。一般的な水道水はpH6.8〜7の中性で、数値が小さいほど酸性でブルーベリーが喜ぶが、そこまで酸度にこだわるのは大変。
石月さん自身は酸度にこだわっておらず、今回植えたラビットアイの用土もpH6.8〜7程度の水道水並みの土だが問題なく育っている。ラビットアイはノーザンハイブッシュほど酸性にこだわらなくてよく、条件が良ければピートモスなしでも育つため管理しやすく丈夫で初心者向き。ノーザンやサザンは一度枯らすと再度枯らすこともあり難易度がやや高い。
地植えのタイミングと収穫
鉢のまま管理するか庭・畑に地植えするか選べるが、地植えするなら65サイズ(6号相当)くらいから植えるのがよく、本来は大苗クラスを地植えする方がよい。ラビットアイは収穫時期が普通のブルーベリーより遅いので、より早く食べたい人はハイブッシュ・サザンハイブッシュを始めてもよい。
まずは丈夫なラビットアイで成功体験をし、はまったら品種や系統を増やしていくのがおすすめ。ラビットアイでも2〜3年生あたりから普通に果実を収穫できる。
【2026年最新事情】ブルーベリー栽培ピートモスはもう古い?【+無料で貰える資材の見つけ方】
概要
吉瀬園芸が、2025年最新のブルーベリー用土事情として、ピートモスを使わない栽培を実際の鉢増し(植え替え)を交えて解説する動画。
近年ピートモスを使わない栽培をする人が増えている背景と、その用土を無料で入手する方法まで紹介している。
ピートモス不要の理由
最近はココピート・ウッドチップ・竹チップ・もみ殻などの炭素系素材をふんだんに入れ、赤玉土や鹿沼土もピートモスも使わない栽培が増えている。個人でもアクアフォームなど土でない素材の小規模溶液栽培をする人もいる。
ピートモスは粉が舞って健康上あまり良くない、長年使うとドロドロになって排水性が悪くなるといったデメリットがある。頭脳派栽培の須戸農園によれば、ウッドチップ・竹チップ・ココピート・もみ殻などの炭素系素材が分解される際に有機酸が出て用土が酸性化するため、ピートモスを使わなくてもブルーベリーが好む弱酸性の土壌ができる。ウッドチップを敷き詰めたブルーベリーの1年後の土壌pHを測ると実際に酸性に傾いており、証明されている。
実際の鉢増し(2種類の用土)
まず、高炉鹿沼土100%で2年前に植えたコロンブスという品種は、根は思ったより張っていたが肥料持ちが悪く弱々しかったため、残っていたボラ土+ピートモスの土に高炉鹿沼を足し、そこへウッドチップを混ぜて鉢増しした。
ウッドチップは乾燥して埃が舞うので水をかけて混ぜる。もう1つはボラ土とウッドチップだけを50:50で混ぜた用土で、ブライトウェル(15cmポット)を18cmポットへ、フェスティバル・ピンクレモネードなども鉢増しした。根がカチカチに固まっているので軽くほぐしてから植える。
ウッドチップの窒素飢餓と剪定
未分解の有機物を土に入れると窒素飢餓が問題になると言われ、炭素窒素比(C/N比)が高いと分解しにくい。粉砕直後のウッドチップはC/N比50ほどだが、1年ほど置くと20以下に下がる。
今回のウッドチップはかなり乾燥して半年〜1年経過した状態なので問題は起きにくい。ブルーベリーでは以前ガーデンシュレッダーで自宅の剪定枝を粉砕し、粉砕直後から土に混ぜても苗が傷んだり枯れたりせず、むしろ根がウッドチップに向かって伸びていた。
鉢増し後は根の負担を減らすため花芽を落とし、チュウゴクガ(中国網蛾)の三卵塊を見落とさないよう込み合った枝を剪定する。今回は支柱なしでハウス内の風の当たらない場所で管理する。
ウッドチップを無料で入手する方法
用土の半分を占めるウッドチップは、フレコンバッグを持参して地域の清掃センターで無料でもらってきた。清掃センターや国土交通省で無料配布されており、『ウッドチップ 無料 地域名』で検索すると大抵見つかる。
行政の配布がない地域では企業が非常に安く(この量で100円など)販売しているケースもある。ウッドチップのほか河川敷の刈草も無料でもらえ、竹チッパーも無料貸し出しをしている自治体が多い(粉砕機は団体貸し出しが多いが数人の連名で借りられることも)。ボラ土は購入品なので無料にはならない。
【ブルーベリー】来年良い実を付けたいならこの秋に植え替えしてください
秋の植え替え理由
ブルーベリーは寒い時期に植え替えるのが基本だと言われていますが、動画はこの秋にも植え替えをすすめています。秋はまだ根が伸びる時期で、土の量を増やしておくと来年の夏に乾きにくく、株も傷みにくくなると説明しています。自分のプランターより大きくできるなら、サイズアップをした方が丈夫に育つと話しています。
根の状態で判断
サイズアップするかどうかは、まず自分のプランターから株を引っこ抜いて根の状態を確認してから決めるとしています。側面に細かい根がしっかり回っているなら、ワンサイズかツーサイズ大きいプランターに植え替えます。逆にまだ根があまり張っていない場合は、この秋のサイズアップは必要なく、土が多すぎるとかえって根腐れのリスクがあると話しています。
植え替え時の注意
植え替えの際は、根の周りにコガネムシの幼虫がいないか必ず確認するとしています。9月や10月はコガネムシが卵を産む時期にあたり、幼虫がいると根がスカスカになったり土がゆるくなったりすると説明しています。1匹いるだけで根を食べ尽くされることもあるとして、プランター栽培では特に注意すべき相手だと話しています。
植え替え後のケア
植え替えで根を軽くほぐしたり切ったりするとダメージがあるため、リキダスなどの活力剤や、納豆菌発酵液、米の研ぎ汁発酵液を与えて根が伸びやすい環境を整えるとしています。植え替えは9月から10月上旬までに済ませ、夏の暑い時期は根へのダメージが大きいので避けるとしています。
【ブルーベリー】10月はこれだけやればOK!秋の重要管理4選
イラガ被害の見分け方
動画は、今年は6月から7月ごろと9月ごろにイラガが大量発生し、葉を食べられたと説明しています。葉が減ると気づきやすいので、葉についたイラガを見つけ次第手で潰す方法を勧めており、よほどひどい場合は農薬に頼る手もあるが、見回って手で潰すだけでも十分だと話しています。
秋の水やりの見極め
動画は、初夏から9月ごろまでは鉢土にほぼ毎日水やりが必要だったが、10月に入って涼しくなると雨が降らなくても水をやらなくていい時期が増えると説明しています。鉢の周りや底の土を触って湿り具合を確かめ、乾いていれば水を与え、湿っていればその日はやらない方法を紹介しており、ずっと湿った状態が続くと根ぐされを起こすので乾湿のバランスに注意するよう話しています。
冬越しの肥料管理
動画は、肥料は先月のうちに与え終えているので10月以降は必要ないと説明しています。ブルーベリーは冬の間落葉し、水分も養分もほとんど欲しがらないため、葉が展開してくる前の2月から3月ごろに与えれば十分だと話しています。落葉してから剪定をするくらいで、冬場はかなり手がかからなくなるとも述べています。
植え穴と土の配合
動画は、植え穴は苗の根鉢の幅・深さともに最低でも2倍以上掘ることを勧め、できれば50cm四方ほど掘ると土が柔らかくなり根が伸びやすいと話しています。ただしブルーベリーの根は浅く張るため他の植物ほど深く掘る必要はないとも述べています。土はラビットアイ系ならボラ土や鹿沼土を掘った土と同量混ぜ、ハイブッシュ系はそれにピートモスも同量加えるとし、土壌酸度計で酸度を見ながら6前後あれば水はけが良ければ育つと説明しています。
苗の植え方のコツ
動画は、植え方は穴に根を埋め込むのではなく、地面に苗の根を置いてそこに土を盛っていくイメージで植えるとよいと説明しています。特にハイブッシュ系は土に埋めてしまうと水はけが悪くなりすぐ枯れてしまうため、土を盛るように植える必要があると強調しており、ラビットアイ系は多少深く植えても問題ないと話しています。
ほかのオトモ
同じ作りの図鑑が全11本あります。内容の近いものから並べています。
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