作物図鑑 | オトモアグリ

作物図鑑・果樹

ブルーベリー

ツツジ科の果樹。旬は6〜8月、育てやすさは「やさしい」。

ブルーベリー
写真: 不明 / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

科

ツツジ科

旬

6〜8月

育てやすさ

やさしい

向く栽培環境

プランター

区分

定番

種まき

果樹のため種まきではなく、春(3〜4月)または秋(10〜11月)に苗木を植え付けます。実生は結実まで年数がかかるので、家庭菜園では2〜3年生の接ぎ木・挿し木苗を選びます。

植え付け

春または秋、ピートモスを配合した酸性用土を入れた8〜10号鉢に1株植えます。地植えなら株間1.5〜2m、実つきをよくするため同系統の異なる2品種以上を並べて植えると受粉が安定します。

収穫

6〜8月に順次収穫できます。実が付け根まで濃い青紫色に色づき、軽く触れてポロッと取れる頃が完熟の食べ頃で、同じ房でも色づいたものから摘み取ります。

日当たり

日当たりと風通しのよい場所を好み、生育適温はおおむね15〜25℃で、暑さに弱いノーザンハイブッシュ系は夏の西日を避けると安心です。

水やり

根が浅く乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。特に夏場の鉢栽培は朝夕2回必要なこともあり、水切れさせないことが最重要です。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を元肥とし、追肥は芽出し前の2〜3月と収穫後のお礼肥に硫安やブルーベリー専用肥料を少量ずつ与えます。

出やすい病害虫

コガネムシ(幼虫):鉢内の根を食害するため防虫ネットで成虫の産卵を防ぎ、見つけ次第捕殺する 灰色かび病:多湿・過繁茂で発生するので風通しよく剪定し、傷んだ実や枝を早めに除去する ミノガ・イラガ類:葉を食害するので発生初期に幼虫を捕殺する 鳥害(ヒヨドリ等):熟果を狙われるため収穫期は防鳥ネットで株全体を覆う

連作

ツツジ科の果樹で連作の心配は少ないですが、酸性(pH4.3〜5.5程度)の土壌を長期間維持することが栽培成功の前提になります。

品種

温暖地・関東以西では暑さと乾燥に強いラビットアイ系、寒冷地〜中間地では大粒で風味のよいノーザンハイブッシュ系が育てやすくおすすめです。

主産地

主産地は東京都・長野県・群馬県・茨城県などで、全国の年間収穫量はおおむね2,000トン台です。

育て方のコツ

用土をピートモスで酸性に保つこと、受粉のため同系統の2品種以上を一緒に育てることが実つきを大きく左右します。冬は不要な細枝や古枝を剪定して株を若返らせます。

資料

農研機構NARO・農林水産省統計/都道府県栽培暦、および園芸一般知識

解説動画

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Direct from a blueberry farmer! A thorough explanation of how to grow blueberries in your home ga...

概要

東京都八王子市でブルーベリー農園を営む生産者が、家庭でのブルーベリー栽培の年間スケジュールを解説する動画。

ブルーベリーは果樹の中でも比較的育てやすく、それほど手をかけなくても実をつけられる点を最初に紹介している。

植え付けと苗選び

苗の植え付け適期は11月〜1月ごろ。ホームセンターのほか、200種類ほどの品種を扱う専門業者(苗生産業者)のカタログから品種を選んで注文することもでき、たくさん植えたい人や品種にこだわりたい人には専門業者からの購入が向く。

撮影者自身も専門業者から購入し、少し育ててから農園に定植している。

年間サイクル

2〜3月に花芽が育つための肥料を施し、4〜5月に白い花が咲く。花後の6〜8月に品種ごとの時期で実がなって収穫を迎える。

収穫が終わったら翌年の花芽をつけるためのお礼肥を施し、この循環を繰り返す。

剪定の考え方

12〜1月ごろ、枝切り鋏で込み合った枝や細い枝を落とし、残した枝に養分を集めて花芽をつけさせる。冬の剪定がメインで、一番古い枝を根元近くから切ると新しい枝に栄養が回り、切り口からも新梢が出る。

古い枝を切って新しい枝を育てることを繰り返すと大きな実が収穫できる。ラビットアイ系はどんどん枝が出るので思い切って切ってよく、ハイブッシュ系は様子を見ながら剪定する。夏(収穫後)の剪定は込み合った部分を風通しよくする程度に行う。

施肥と摘花

2〜3月に株元というより枝の周りへさっと肥料をまく。春先は油かす、実がなった後はブルーベリー専用肥料などを施す。

3〜4月には花芽が多い枝の花芽を減らし、残した花から大きな実をつけさせる。1〜2年生の若い株は枝を大きく育てることを優先し、花芽は全部落として枝の成長に養分を向けるのがよい。

鳥害ネットと水やり

実の時期は鳥に食べられないよう全体にネットを張るが、冬は雪の重みでつぶれないよう一度外し、春に花が咲くころ再び張る。ブルーベリーは水を好むが常に水浸しの状態は嫌うため、適度な水やりが必要。

夏場は自宅栽培なら毎日水を与えるとよい。収穫は枝際ぎりぎりまで青黒く色づいた完熟の実を摘む。収穫はおおむね6〜8月、ハイブッシュ系が6月から、ラビットアイ系が7月から8月ごろまで採れる。

出典: 農家直伝!家庭菜園らいふ(YouTube)で動画を見る ▶