作物図鑑 | オトモアグリ

ミカン科の果樹。旬は10〜12月、育てやすさは「ふつう」。

レモン
写真: Franz Eugen Köhler, Köhler's Medizinal-Pflanzen / Public domain(Wikimedia Commons)

科

ミカン科

旬

10〜12月

育てやすさ

ふつう

向く栽培環境

露地

区分

定番

種まき

レモンはタネからだと結実まで年数がかかり性質もばらつくため、家庭菜園では接ぎ木苗を購入して育てるのが基本です。実生栽培はほとんど行いません。

植え付け

寒さに弱いので、遅霜の心配が減る3〜4月に植え付けます。1本でも実がなりますが、複数植えるなら株間は3〜4mほど確保します。

収穫

春に咲いた花は約半年後に実り、11月中旬〜1月頃に黄色く色づいたものから収穫します。緑色のグリーンレモンは10月頃から早採りできます。

日当たり

日当たりと風通しの良い場所を好み、生育適温は15〜30℃前後で寒さにやや弱いため、寒冷地では鉢植えにして冬は室内や軒下で管理します。

水やり

庭植えは根付けば基本的に降雨で足り、真夏の乾燥時のみ補います。鉢植えは表土が乾いたらたっぷり与え、水切れさせないようにします。

肥料

植え付け時に堆肥や有機質を土に混ぜて元肥とし、追肥は春(3月)・初夏・秋の年3回ほど、柑橘用肥料を施すと手軽です。

出やすい病害虫

アゲハチョウ類の幼虫:葉を食害するので見つけ次第捕殺する カイガラムシ:枝葉に付き樹勢を弱めるのでブラシで落とすか冬季に薬剤散布する アブラムシ:新芽に群がるので早期に除去し発生を抑える かいよう病・そうか病:果実や葉に斑点が出るので風で傷んだ枝を減らし、予防的に銅剤などで防除する

連作

ミカン科の果樹で、一度植えると同じ場所で長年育てるため、一年生野菜のような連作障害の心配は少ないです。

品種

香りと実付きの良い「リスボン」、トゲが少なく育てやすい「ビラフランカ」、寒さにやや強い「マイヤーレモン」などが家庭向きです。

主産地

国産レモンは瀬戸内地域に集中し、広島県が全国生産量の約半分、次いで愛媛県が主産地です。

育て方のコツ

枝に鋭いトゲがあるので剪定や収穫時は注意し、混み合った枝を間引いて日当たりと風通しを保つと病害虫が減り実付きも良くなります。幼木のうちは花や実を早めに摘み、樹を育てることを優先します。

資料

農林水産省、広島県資料、e-Stat統計、園芸一般知識

解説動画

視聴済み

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☘51: How to grow lemons | Can they be grown in pots? We also introduce precautions for planting a...

概要

レモンの育て方をQ&A形式で解説する動画。レモンは香りがよく酸味のある柑橘の代表格で、初めての果樹栽培にもおすすめとされます。

ただし柑橘類の中ではやや寒さに弱く、乾燥にも過湿にも弱いため、水はけの良い土を選んでたっぷり水を与えることが基本になります。

地植えと鉢植え・耐寒対策

地植え・鉢植えのどちらでも栽培でき、地植えの方が大きく育って収穫量も多くなりますが、大きなスペースが要ります。初心者にはスペースがなくても手軽な鉢植えがおすすめです。

マイナス3℃以下になると枯れてしまうため冬の防寒対策が必要で、鉢植えなら室内に取り込めます。鉢植えは根の発育が制限されるぶん実の付きが早くなる利点もあります。

植え付け・用土・肥料

若木のうちは耐寒性が弱いので、買ってきた苗をすぐ植え替えるのは避け、寒さで枯らさないために生育が活発になり始める3月中旬〜4月下旬に植え付けます。早く収穫したい人は2年生苗を選ぶとよいでしょう。

用土は腐葉土と赤玉土小粒を混ぜて元肥を入れる(市販の培養土でも可)。柑橘は肥料を多く必要とするため、以後は3か月を目安に追肥し、成長が緩やかになる冬は控えます。水やりは鉢植えなら表面が乾いたら株元にたっぷり、庭植えなら基本的に不要です。

摘果の考え方

おいしく育てるコツは摘果です。実が付きすぎると株全体に負担がかかって実が小さく味も落ち、さらに全部実らせると翌年に花が付きにくくなる隔年結果を招きます。

摘果のタイミングは7月中旬〜8月中旬で、夏の実は全て取ってしまってもよく、一か所に複数付いている果実を間引きます。目安は鉢植えなら1本の枝に1〜2個、庭植えなら葉20枚につき1個です。病害虫にはかかりにくい方ですが、アブラムシなどが出たら殺虫剤を活用します。

出典: ハイポネックス ジャパン(YouTube)で動画を見る ▶