グルートブリッジ
脚・尻
器具: 自重 / 難易度: 初級
グルートブリッジは、床で行えるお尻の基本エクササイズ
効く筋肉
仰向けで股関節を伸ばし、大殿筋を主に使い、ハムストリングスが補助します。健康な20人が5種類のブリッジを保持し、筋電図を比べた実験(Escamilla ら、2024)では、足裏を床につけると太もも裏の活動が、つま先を上げると大腿四頭筋や内転筋・内外腹斜筋の活動が大きくなりました。足の向きによって、力の配分は変わります。
やり方
仰向けで膝を立て、かかとをお尻から20〜30センチの位置に置きます。息を吐きながらお尻を締めて持ち上げ、上で2秒止めてから床すれすれまで下ろします。15〜20回を3セットが目安です。健康な若い男性15人の動作から筋骨格モデルで力を推定した研究(Takeshita ら、2022)では、膝を60°・90°・120°と深く曲げるほど腰の関節にかかる力が減り、股関節にかかる力が増える傾向でした。
フォームの注意点
腰を反って持ち上げると、お尻ではなく腰の筋肉で上げる形になります。Airrosti Rehab Centers(リハビリ施設)の解説動画は、骨盤を後ろへ回して腰を床につけてからお尻を締めて上げ、下ろすたびにその傾きを戻して仕切り直すよう勧めています。指先を骨盤の内側に当てると、深部の体幹が働くのを確かめられます。あごを引いて首の力みを抜きます。
バリエーション・代替種目
片脚を浮かせるシングルレッグ版は一気に負荷が上がります。トレーニングチューブを膝上に巻いて膝を開くと、Airrosti Rehab Centers の動画は中殿筋を鍛えられると説明します。足を10センチの高さに乗せた形は、健康な15人の筋電図で床に置いたときより大殿筋の活動が大きく、大腿二頭筋は小さくなりました(Kim ら、2025)。重量を扱うならヒップスラストへ進みます。
出典
- 論文・英語 Escamilla RF ほか(2024) Effects of Ankle Position While Performing One- and Two-Leg Floor Bridging Exercises on Core and Lower Extremity Muscle Recruitment
- 論文・英語 Takeshita Y ほか(2022) Effects of Knee Flexion Angles on the Joint Force and Muscle Force during Bridging Exercise: A Musculoskeletal Model Simulation
- 論文・英語 Kim TH ほか(2025) Comparison of gluteus maximus muscle activity according to three different foot heights from the ground during bridge exercise
- 動画・英語 Airrosti Rehab Centers How to Perform the Perfect Glute Bridge
解説動画: ヒップリフトの基本のやり方/MELOS -メロス-┃スポーツ×ライフスタイルWEBマガジン
概要: 仰向けに寝転がり、足を肩幅に開いて手のひらを床につけ、お尻を上げ下げする種目。お尻の筋肉に加えてもも裏のハムストリングスも使われ、体幹づくりや基礎代謝アップを狙うトレーニングとして紹介している。器具は要らず、床の上でそのまま行える。
上げ下げのポイント: 上げるときはお尻を真上に突き上げるイメージで行う。下ろすときは勢いに任せず、お尻が床についてしまわない位置で止めて緊張を抜かない。また足が床から浮かないよう、踏んだままゆっくり丁寧に動かす。セットを重ねるうちにもも裏の疲労が強くなってくるとしている。