アブドミナルクランチ
腹・体幹
器具: マシン / 難易度: 初級
アブドミナルクランチは、腹筋に重さを足せる数少ない種目
効く筋肉
腹直筋が主働で、腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)と腹横筋も働きます。Escamilla RFら(2006年)は、市販の腹筋器具7種と曲げ膝のクランチを14人で比べ、腹直筋の上部と下部の活動が大きかったのは、Ab Slide・Torso Track・クランチ・Ab Rollerの4種目だったと報告しています。自重のクランチは負荷を増やす手段が回数しかありませんが、ここでは重量を選んで足せます。
やり方
アブドミナルマシンのシートに背中を密着させ、足を足台に乗せます。へその位置を支点にして背中を丸め、12〜15回を3セット。Michael Lappas(YouTube)は、ストラップの下端を握ると三頭筋の運動になるので、上の部分に両腕を通して組むと説明しています。表示の橙の線が示す範囲の端まで動かし、赤いゾーンに入る手前で戻します。
フォームの注意点
股関節から折り曲げると腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)の仕事になり、腹はほとんど縮んでいません。Schoffstallら(2010年)は、クランチの大腿直筋(股関節を曲げる筋)の活動が、ほかの5種目より有意に小さかったと報告しています。腰をシートに押しつけ、隙間を作らずに始めます。Lappasは、戻す局面で息を止めると腹の張りが保てると説明しています。腰に痛みが出るのは曲げすぎの合図なので可動域を浅くします。
バリエーション・代替種目
ケーブルで同じ動きをするならケーブルクランチ、自重に戻すならクランチ。Robinsonら(2005年)は、頭の後ろに5kgの重りを持つと、腹の筋(腹直筋・外腹斜筋)の積分筋電図を正規化した値が標準の56%から65%に上がったと報告しています。Escamilla RFらは、Ab SlideとTorso Trackは腹の活動が高いうえ、腰と股関節の活動が低かったと報告しています。
出典
- 論文・英語 Escamilla RF ら(2006) An electromyographic analysis of commercial and common abdominal exercises: implications for rehabilitation and training.
- 論文・英語 Schoffstall JE ら(2010) Electromyographic response of the abdominal musculature to varying abdominal exercises.
- 論文・英語 Robinson M ら(2005) Electromyographic investigation of abdominal exercises and the effects of fatigue.
- 動画・英語 Michael Lappas The Athletes Gym How To Use The Technogym Abdominal Crunch Machine