ケーブルクランチ

腹・体幹

器具: ケーブル / 難易度: 中級

ケーブルクランチは、重量を足せる数少ない腹筋種目

効く筋肉

腹直筋が主役で、Leo Fanner(YouTube)は上部から中部に強く入ると説明しています。Jeremy Ethier は、腹筋の働きは背骨を丸めて肋骨と骨盤を近づけることだと述べ、クランチの次に進む上腹部の種目としてこれを勧めています。カールアップを男性20人で測った研究(Kim ら、2018年)では、ほかの呼吸法より息を最大まで吐いたときに腹斜筋の活動が高く、腹直筋には差が出ませんでした。

やり方

ハイプーリーにロープを付けて頭の高さに合わせ、プーリーから腕1本ぶん離れて膝立ちになります。両手はこめかみの横で固定し、息を吐きながら背骨を丸めて、丸め切った位置で1秒止めます。回数は Leo Fanner が8〜15回、Jeremy Ethier が6〜12回を3セットで、3セットとも12回に届いたら重さを足すのが Ethier の進め方です。

フォームの注意点

股関節から折ってお辞儀すると、体重でケーブルを引くだけになり腹直筋に負荷がかかりません。Slope が挙げる代表的な間違いです。丸めるときお尻が踵のほうへ引けるなら、反動と股関節屈筋で動かしていると Jeremy Ethier は言います。腕で引き下ろすと三頭筋の運動になると Leo Fanner は述べています。腕に頼らないよう、丸め切った位置で1秒止められる重量を選んでください。

バリエーション・代替種目

ケーブルに背を向け、ロープを頭の後ろで持つ型は、始めの姿勢がずっと難しく、軽めから始めるよう Jeremy Ethier は勧めています。斜めに丸める型は腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)向けで、Leo Fanner と Slope が紹介しています。マシンが無ければクランチでプレートを抱えて代用します。下腹はレッグレイズ、伸ばして耐える刺激はアブローラーで補えます。

出典

  1. 論文・英語 Kim SH, Park SY(2018) Effect of hip position and breathing pattern on abdominal muscle activation during curl-up variations
  2. 動画・英語 Jeremy Ethier The ONLY 2 Exercises You Need For Six Pack Abs
  3. 動画・英語 Leo Fanner Cable Crunches: The CORRECT Way To Do Them (Most People Are Wrong)
  4. 動画 Slope〜筋トレチャンネル〜 【ケーブルクランチ】短期間で腹筋を割るコツ〜チューブで行う自宅版も!

解説動画: ケーブルクランチの正しいフォーム/筋トレダンジョン - 3分で学べるトレーニング動画ch

概要: ケーブルを使って腹直筋を鍛える種目。マシンにロープのアタッチメントを取り付け、膝立ちの姿勢でロープを持つ。そこから背中を丸めて肘を膝に近づけていき、また元に戻す。この繰り返しでお腹を鍛えていくのがケーブルクランチだと説明している。

膝の位置とスタンス: マシンに対する膝の位置は、近すぎても遠すぎてもうまくいかない。腹筋をしっかり動かせる可動域を確保しつつ、腹筋を感じやすい位置を自分で調整して見つけることが最初の課題になる。膝の幅は広げるほど安定するが刺激は弱くなり、狭めるほど効く代わりにバランスが取りづらい。まずは広めから始め、徐々に狭くしていくのがおすすめとしている。

地面に近づけるだけでは効かない: ただ体を地面に近づけるだけの動きではあまり効果がない。胸椎のあたりまでしっかり丸め、肘を膝にくっつけにいくイメージを持つとお腹に効きやすくなる。動作の最後まで丸める意識を保つことを強調している。