レジン・アクセサリー作り
つくる・育てる
透明の中に、好きなものを閉じ込めて固める
どんな趣味?
型に液状の樹脂を流し、押し花やラメ、小さな部品を沈め、光を当てて固めます。紫外線のライトなら数分で硬まり、その日のうちに金具を付けて身につけられます。気泡をどう抜くか、何層に分けて流すかで出来が変わり、透明なぶん、中の配置がそのまま見えます。キャンドル・石けん作りと同じく、溶かす・流す・固めるの三工程です。
始めるのに要るもの
3,000円前後のスターターキットに、樹脂液と型、ライト、着色料が入っています。単品でそろえても、樹脂液とライトで4,000円ほどです。最初は型を増やさず、一種類で気泡の抜き方だけ覚えるほうが上達が早く、材料も余りません。机の一角と引き出し一段があれば置き場所は足ります。
最初の一歩
今週末は手芸用品店か、大型の生活雑貨店の手芸コーナーへ行き、レジン液と小さな型、硬化用のライトを買ってください。型は百円ショップのもので十分に試せますが、ライトは手芸用品の売り場で選びます。家では必ず換気し、使い捨ての手袋をしてから作業します。押し花かビーズを一つ入れた小さな一点を作り、硬化から仕上げまで一時間ほどで終えるところまでを一回目にします。
続けるとどうなるか
半月もすると、気泡と硬化不足の原因が自分で分かるようになります。そこから調色と多層の作りに進み、同じ型でも入れる順番で奥行きが変わることに気づきます。金具やチェーンの扱いを覚えると作れる物が一気に増え、人に頼まれて作る場面も出てきます。並べて売る人も多い分野ですが、材料の表示や販売の決まりを調べる必要が出るので、小さく公開するところからが無理のない順序です。
向き不向き・注意
硬化しきっていない樹脂が皮膚に触れると、繰り返すうちにアレルギーを起こすことがあります。手袋と換気は毎回必要で、一度体質が変わると、その後は扱えなくなります。においも強く、家族のいる部屋では作りにくい作業です。硬化中に熱を持つ製品もあるため、扱い方は必ず製品の説明に従ってください。小さい作品ほど数が増え、型と半端な材料が引き出しに溜まります。
解説動画: レジンを始める前に知っておく5つの危険と対策/こうやみ | “なんとなくレジン”を卒業させる人
概要: レジンを始める前に知っておきたい危険を5つ挙げ、実際に作品を作りながら説明している。合成物質を扱う以上、使い方を間違えると自分だけでなく同じ部屋にいる人にも影響が出るという立場で、道具の紹介より先に体を守る話をする。一方で完全に固まったレジンはプラスチック製品と同じ扱いでよいと線引きもしている。
注意すること: 液体のレジンが素肌に付くと赤みやかゆみ、痛みが出ることがあり、悪化すると医者にかかるほどになる。そのため薬品も扱えるニトリル製の手袋を必ず着けて作業する。固まるときは化学反応でガスが出るので顔を近づけず、部屋を換気してマスクを着ける。硬化用のライトの光も目にやさしくないので直視せず、UVカットの眼鏡を勧めている。
やりがちなミス: 表面だけ固まって中が液体のまま、あるいは固まったのに表面がべたつくのが硬化不良で、この状態のものには絶対に触らない。原因としては、厚く盛って固めた、着色料を入れすぎた、ライトとレジン液の相性が合わなかった、といった例を挙げる。光が届きにくくなっていないか確かめるだけでも、起きる確率をかなり下げられるという。
作業環境: 手袋にレジンが付いたまま周りを触ると、触った先すべてに液が広がる。作業台にはシリコンマットを敷くと染み込まず、さっと拭き取れる。畳の部屋は編み目に入り込んで取れなくなるので、撥水性のあるフロアマットを敷いた上で作業する。服はレジン用のエプロン。体の小さい生き物ほど影響を受けやすいため、子どもやペットのいる部屋では作業しない。