観葉植物

つくる・育てる

部屋の中に、世話をすると応える相手が増える

どんな趣味?

鉢植えを部屋に置き、光の当たる場所を探し、土が乾いてから水をやり、伸びたら切って形を整えます。手を動かす時間は週に10分ほどしかありませんが、同じ種類でも置いた場所で伸び方が変わるので、家の中の明るさや風の通りを見るようになります。新しい葉が開く日が読めるようになると、部屋の見え方そのものが変わります。

始めるのに要るもの

1,000〜3,000円ほどの小さめの鉢から始められます。受け皿と土、じょうろを足しても5,000円以内です。大きな鉢は見栄えがしますが1万円から数万円になり、枯らしたときの痛手も大きくなります。最初は日陰でも育つ丈夫な種類を一鉢だけにして、水やりの間隔を体で覚えるのが近道です。

最初の一歩

今週末は花屋か園芸店、大型のインテリア売り場へ行き、片手から両手に載る大きさの鉢を一つ選んでください。値札に置き場所と水やりの目安が書かれています。買う前に家のどこに置くかを決め、窓から1〜2メートル以内で、直射日光は当たらない場所をあてておきます。置き場所を先に決めると、選ぶ種類のほうも自然に決まります。

続けるとどうなるか

一年経つと、水が足りないより、やりすぎて根を傷める失敗のほうが多いと分かってきます。二年目には植え替えと剪定、挿し木で増やすところへ進み、一鉢から株を増やして人に渡せるようになります。数が増えると窓辺の取り合いになり、育成用の照明や湿度まで気にする人も出てきます。木の形を自分で作る方へ寄れば盆栽に、食べる方へ寄れば家庭菜園に近づきます。

向き不向き・注意

最初の一鉢はまず枯らすつもりでいてください。原因はたいてい水のやりすぎです。土からはコバエやカビが出るので、室内で虫が絶対に嫌な人には向きません。冬の窓際は夜に冷えて弱りますし、ペットや小さい子どもがいる家では、口にすると危ない種類があるため、買う前に種類ごとに確かめる必要があります。大きく育った鉢は重く、手放すときの処分にも手間がかかります。

解説動画: 夏の水やりで鉢植えを枯らしてしまう人の共通点/「カーメン君」ガーデンチャンネル

概要: 夏に鉢物を枯らしてしまう水やりの癖を、実物の鉢を前に一つずつ挙げていく。水切れだけでなく水をやっているのに枯れることが夏には多いという前提から入り、根が傷む仕組みを説明する。園芸店に長く勤める投稿者が、自分の癖に心当たりがないかを確かめながら見るよう促す組み立てになっている。

やりがちなミス: 土の表面が乾いただけで水をやってしまうのが典型で、中にはまだ水が残っていることが多い。夏は気温で鉢の中がお湯のようになり、水が残ったまま熱せられると根が傷む。表面を湿らせるだけの「ちょろがけ」も、鉢の下まで水が届かず根が集まる下層が乾いたままになる。受け皿に水を溜めっぱなしにするのも同じく根を傷める原因。

時間帯: 一番いいのは太陽が上がったころで、5時から7時ごろまでにたっぷり与える。朝に吸わせておけば土に空気の隙間ができ、日中に蒸れにくい。どうしても日中になるなら、ホースの中のお湯を出し切って水温を確かめてから株元にかけ、そのあと日陰へ移す。夜7時以降は水が残って蒸れやすく、上から葉を濡らすのは病気のもとだとしている。

見分け方: 鉢を持ち上げて重さで水の有無を確かめるのが確実だという。植物側のサインとしては、葉が垂れる、葉を内側に巻いて表面積を減らす、葉先のハリがなくなる、といった変化を挙げる。ただし垂れているのは水切れとは限らず、根が傷んでいても同じように垂れる。鉢が重いのに垂れているときは水を足さず、日陰でゆっくり乾かすほうへ切り替える。

土と肥料: 夏に粒の化成肥料が鉢に残っていると、成分が塩分の形で土に溜まり、浸透圧で逆に植物から水を奪ってしまうと説明する。必要なときは液体肥料を規定の倍ほどに薄めて週1回。土は排水性・保水性・通気性がそろったものがよく、粒がつぶれた安価な培養土は水持ちしすぎて根が酸欠になる。植え付け時に赤玉土の小粒を2〜3割混ぜると管理しやすい。