乗馬

体を動かす

相手が生き物なので、思いどおりにはならない

どんな趣味?

馬に乗って歩かせ、速歩に上げ、輪を描いて回ります。馬はこちらの緊張をそのまま読み取るので、力むと動かず、力を抜くと素直に進む。人間の側が変わらないかぎり結果が変わらない乗り物です。1鞍30分から45分ほどで下りると腿の内側と背中が確実に疲れていて、座っているだけに見えて全身の運動だと分かります。

始めるのに要るもの

体験乗馬は1回5千円前後で、ヘルメットもブーツも借りられます。続けるならクラブの入会金が2万〜10万円、会員の騎乗料が1鞍3千〜5千円ほどですが、金額はクラブによって大きく違うので、通える範囲の数か所で聞き比べてください。入会を決める前にビジター騎乗で数回通い、馬とスタッフの様子を見るのが安全です。

最初の一歩

今週末は、郊外の乗馬クラブや観光牧場の体験乗馬に申し込みます。体験してから決めるの典型で、30分の引き馬でも馬の大きさと体温、揺れの大きさが分かります。予約の時に初心者向けか、レッスン形式かを確認してください。動物のにおいと埃が平気かどうかも、その日のうちに分かります。

続けるとどうなるか

半年ほどで、速歩でも体が跳ねなくなります。ここから馬の動きに自分の体を合わせる段階に入り、駈歩、障害、外乗と道が分かれます。同じ馬に何度も乗ると性格が分かってきて、上手い人が乗ると同じ馬が別の動きをすることに驚きます。馬装や手入れまで関わるようになると、乗る時間より世話の時間のほうが長くなります。

向き不向き・注意

費用が途切れません。騎乗料と月会費が毎月かかり、続ければ年間で数十万円規模になります。クラブは郊外にあることが多く、往復の時間も毎回必要です。馬は体重400キロを超える動物で、落馬や、蹴られる・踏まれる事故の可能性は常にあります。動物アレルギーや強い腰痛のある人には向きません。入会金と月々は性質が違うので、場所代・年会費の考え方で分けて見ておいてください。天候や馬の体調で、予定どおり乗れない日もあります。

解説動画: 馬を止めた状態で一つずつ確かめる基本の騎乗姿勢/シャムロック乗馬TV

概要: 馬術連盟の教本や海外の本を参考にして、ブリティッシュスタイルの理想的な騎乗姿勢を、馬を停止させた状態で一つずつ確かめていく回止まった状態で確認する。呼吸、骨盤、体重の載せ方、肩、目線、脚、鐙、そして体の縦横のラインまでをチェックリスト形式で順に見せ、最後に出演者自身の課題も話している。

手順: まず呼吸を整えて力を抜く。緊張して呼吸が浅くなると体が硬くなるからだと言う。次に骨盤を立てて座り、腹筋と背筋で角度を保つ。左右の坐骨に均等に体重を載せ、体が鞍の真ん中に来るようにする骨盤を立てて坐骨に均等。肩と胸を開き、肩甲骨を引き寄せる感覚で左右の高さを揃える。目線は下げず上げておくと、頭がまっすぐ乗ってバランスが安定する目線を上げる。

コツ: 脚は太ももと膝の力を抜き、鞍を強く挟まない。ふくらはぎから下は常に馬体に当てておき、足で馬のお腹を優しく包み込むように乗るのが理想だとしている脚は包み込むように。手綱と同じで脚も接触が大事で、離れていると馬とのやりとりができなくなる。鐙も左右均等に踏む。肩・腰・かかとが縦一直線、肘・拳・ハミが横一直線という二本のラインで覚えるとよいと言う。

やりがちなミス: 骨盤が後ろに倒れると椅子に座ったような形になり、バランスが取りづらくなる骨盤の後傾。膝で馬体にしがみつくと、馬が急に動いたとき膝を支点にして前へ転がってしまう膝でしがみつかない。拳の位置がラインより上下にずれると力がハミにうまく伝わらない。出演者自身も気づくと背中が丸くなると話し、姿勢は人の数だけあるので合う部分を取り入れてほしいと締めている。