ボルダリング

体を動かす

登れなかった一手が、突然できるようになる

どんな趣味?

ロープを使わず、3〜5メートルの壁を課題ごとに登ります。色分けされたホールドだけを使うルールなので、登り方を考えるパズルの側面が強い。力任せでは進まず、足の置き方や重心の位置を一手ずつ試します。何度も落ちて、ある回だけ体が勝手に動いて登れてしまう。一課題は長くても1分で終わるので、平日の夜にも寄れます。

始めるのに要るもの

手ぶらで行けます。利用料と初回登録料、シューズとチョークのレンタルを合わせて3千〜4千円あれば一日試せます。持ち物は動ける服と靴下だけで十分です。自分のシューズを買うのは、通うと決めてからでよく、入門モデルなら1万円前後から選べます。手の皮が薄いうちは、それ以上の道具は要りません。

最初の一歩

平日の夜でもかまいません。近所のボルダリングジムに行き、まず初回講習を受けます。安全な落ち方を教わるのが本題なので、ここを飛ばして登り始めないでください。その後はいちばん易しい色の課題を端から順に登ります。1時間で腕が終わるので、初日は物足りないくらいで帰るのが正解です。

続けるとどうなるか

二、三か月で易しい課題が一通り登れるようになり、そこで一段の壁に当たります。抜けるのは腕力が付いた時ではなく、足を信じられるようになった時です。ジムには常連の輪ができ、初対面でも課題の話で会話が成立する珍しい場所でもあります。外の岩場に出る人、傾斜の強い壁だけを追う人に分かれ、補強のために筋トレを後から始める人も多くいます。

向き不向き・注意

指と肘を壊します。体はすぐ登れるようになるのに指の腱は数か月遅れて追いつくため、夢中になった最初の一年で痛める人が目立ちます。マットがあっても落ち方を誤れば足首を捻挫します。体重が重いほど負荷は指先に集中し、爪も割れます。近くにジムがなければそもそも成立せず、続けるなら場所代・年会費が毎月かかります。

解説動画: 初めてのジムで意識する足づかいと腕の脱力/クライミングジム ガレーラ

概要: これから始める人や一、二回登ったくらいの人に向けて、専門用語を一切使わずに前提だけを伝える回用語より先に前提。どのジムでも初心者向けの課題は手のホールドだけが決まっていて足は自由という設定になっており、その足自由の課題をどう登るかに絞って二つのポイントを挙げる。店で実際に話している内容を、壁で登りながら見せる短い構成。

コツ: 一つ目は意識を手ではなく足に向けること。初めての人は頭の中が手だけになりがちなので、足・足・手の順で考えてほしいと言う足・足・手の順。足は自由なので何度置き直してもよく、バランスが悪いと感じたら手を出す前に足を戻す。実演でも一手ごとに足を何度も動かし、足でバランスを取ってから手を出す様子を繰り返し見せている。

やりがちなミス: 二つ目は腕の使い方。鉄棒に肘を曲げてぶら下がり続けるとしんどいのと同じで、壁でも腕を曲げたままでいるとすぐ疲れ、距離も出せなくなる腕を曲げたままにしない。持ちやすいホールドのときは腕を伸ばして楽をし、次の一手を取りに行くときだけ力を入れる。この楽と力むの切り替えを繰り返すのが基本で、これができてから他の動きの解説が理解しやすくなると言っている取りに行く時だけ力む。