水が上がりすぎた
水が上がりすぎたときは、野菜から出た水分で塩分濃度が薄まっているので、足し糠や塩で濃度を戻せます。


図: オトモシリーズ(オトモシリーズで作成した図)
判定
捨てなくていい
見分け方
水が上がりすぎたとは、野菜から出た水で塩分濃度が薄まった状態です。糠床はゆるくなって手に付き、漬物は材料が液に浮いて、味が水っぽくぼやけます。塩は野菜から水分と糖を引き出すために入れるもので、水が上がること自体は塩漬けの仕組みです。塩が汁を引き出す点は、米国の大学の拡張機関の資料でも同じです(Virginia Tech、ジョージア大学のNCHFP)。
解説動画
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【ぬか床がゆるくなった時の対処法】ぬか漬け用のぬか床が水っぽくなったりフワッと軽くなった時に糠と塩を足すやり方動画です
ぺちゃっと鳴ったら
何度かぬか漬けを漬けたあとの糠床を指で押し、ぺちゃっという音を聞かせるところから始まります。だいぶ柔らかくなってきたという手ざわりで、これは野菜から水分が出るためにこうなるのだと説明します。漬けるたびに起きる変化として扱っています。
緩いままだと困る
緩くなりすぎると何が困るのかを二つ挙げます。一つは、漬けたときに糠の甘みが薄まって水っぽい漬かり方になること。もう一つは発酵しやすくなって産膜酵母ができやすくなることです。手ざわりでも見分けていて、発酵が進みすぎるとふわっと軽くなる、水が多すぎるとぺちゃっとする、と言い分けます。
足し糠は固さで測る
対処は新しい米ぬかを足すことです。入れる量は糠床が固くなりすぎない程度で、自分で調節してほしいと言うだけで、分量は決めていません。少しずつ足して様子を見てもよいし、一気に入れてから混ぜてもよく、撮影者自身はいつも後者だと話します。早送りで混ぜ込むところまで見せますが、最後まで固さだけが目安という作り方です。
塩を忘れずに足す
糠を入れ終わったら、それに合わせて塩も足します。野菜が吸い込んだぶんと足した糠のぶんを考えて入れるという説明で、ここも分量は示しません。動画のなかで足すものは、糠と塩の二つだけです。混ぜ込んで表面を平らにならしたら手入れは終わりで、すぐ新しい野菜を漬けてかまわないと結びます。
出典
- 論文・英語 Eilers T ほか(Microbiology Spectrum)(2026) From diversity to dominance: how salt and CO2 shape LAB-dominated ecosystems in vegetable fermentations
- 公的機関・英語 Eifert JA, Boyer RR, Williams RC(Virginia Tech, VCE Publications)(2025) Vegetable Fermentation
- 公的機関・英語 National Center for Home Food Preservation(ジョージア大学) Sauerkraut
- 論文・英語 Sugiura S ほか(Bioscience of Microbiota, Food and Health)(2024) Impact of vegetables on the microbiota of the rice bran pickling bed Nukadoko
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