ワイン

味わう

ぶどうの品種を覚えると、味が言葉になる

どんな趣味?

グラスに注ぎ、色を見て、香りをかいで、少し置いてから飲む。それだけの時間ですが、同じ品種でも産地と年で味が変わり、空気に触れた十分ほどでも表情が動きます。最初は違いが分からなくても、二本を並べて飲み比べると差ははっきりします。感じたことを言葉にできるようになるのが、この趣味の芯にある楽しさです。

始めるのに要るもの

要るのはグラスと栓抜きだけです。脚付きグラスは二脚で2000円前後、コルク抜きは1000円前後で買えます。肝心のワインは1本1000円から2000円の価格帯でも品種の違いは十分に出ます。飲み残しを保つ器具やデキャンタは、週に一本以上開けるようになってからで構いません。

最初の一歩

今週末、ワインを扱う専門店か、輸入食品店のワイン棚で、同じ価格帯の赤を二本選んでください。品種名の違うものを選ぶのがこつです。店員がいるなら飲み慣れていないことを正直に伝えると、違いの分かりやすい二本を出してくれます。家で同じ晩に少しずつ両方飲めば、品種という言葉の意味が一度でつかめます。

続けるとどうなるか

品種、産地、年の三つが結びついてくると、ラベルを見ただけである程度の見当が付くようになります。外食の席で自分でボトルを選べるようになるのはこの頃です。産地を訪ねる人、セラーを買って熟成を待つ人、体系立った勉強に進む人と分かれていきます。チーズとの組み合わせを探し始めると、食卓の楽しみがもう一段増えます。

向き不向き・注意

上を見ると価格に天井がありません。数千円の価格差が味の差として分かってしまうため、気づくと一本あたりの予算が上がっていきます。開けた瓶は二、三日で飲みきる前提になり、ひとり暮らしだと持て余しがちです。本数が増えると保管の温度と場所の問題が出て、小型のセラーでも3万円前後します。飲めない体質の方、妊娠中の方、車を運転する日には向きません。

解説動画: ワイン1年目に知りたい甘口・品種・値段の考え方/ワイン初心者ゆっくり解説

概要: ワインを飲み始めて日が浅い人に向けて、最初に知っておきたかったこととして4点を挙げている。甘口のワインが存在すること、ブドウの品種と産地で覚えること、高級ワインをいきなり飲まないこと、ワインショップの有料試飲を使うことの4つで、スーパーやコンビニで買える範囲の具体的な銘柄まで挙げながら話している。

まずは甘口から: ワインは辛口で飲みにくいという印象を持たれがちだが、実際には想像以上に甘口が多いと説明している。詳しい人に勧められたものが渋くて飲めなかった、という経験は味覚の慣れの差で起きるとし、上級者向けは初心者には難解なことがあるとしている。スーパーの甘口スパークリング、コンビニに置かれた甘口の白、アルコール4%の250mlミニボトルなど、身近に買える範囲を挙げている。名前とサイズが似ているだけの別銘柄があるので買うときは注意とも付け加えている。

品種と産地をばらけさせる: 1年目に陥りがちなのがフランスのワインばかり買うことだという。売り場の面積を大きく占める地方のワインは複数のブドウ品種をブレンドすることが多く、低価格帯だとどれも似た味に感じやすい。ラーメンにたとえて、同じジャンルばかり食べていても全体像は分からないと説明している。対策としてブドウの品種を変えて飲み比べることを勧めている。

飲み比べの例: コンビニで買える2本を例に挙げている。カベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤は黒くスパイシーで、舌の根元が引き締まるような渋み(タンニン)があり後味も渋め。もう一方はメルローとマスカット・ベーリーAをブレンドした国産で、コクがありながら後味の渋みが少なく、いちごのようなフレッシュな果実味がある。同じ赤でもタイプを大きく変えて飲むと違いに驚くはずだとしている。

値段の上げ方と試飲: 高級を5000円以上とし、高いワインは安いワインの良いところを凝縮したような味なので、いきなり飲んでもピンとこないことが多いという。同じブランドの下位ランクから段階的に上げていく買い方を勧め、2000円台のシリーズは値段以上の中身だと評価している。さらに、ワインショップにはグラス単位の有料試飲があり、ボトル6000〜8000円のワインが1杯700円ほどで試せるので、高いボトルを1本買うより何種類も飲んだほうが違いが分かるとしている。