ラーメン巡り

味わう

一杯ごとに、店主の考えを読み解いていく

どんな趣味?

並んで、券売機を押して、出てきた一杯を食べる。それだけの行為ですが、スープの塩気、麺の硬さ、油の量のどれもが店ごとに決められています。食べ慣れてくると、一口目で何を狙った一杯なのかが分かるようになります。滞在は30分ほどで、休日の予定の合間に一つ差し込めるのも続けやすい理由です。

始めるのに要るもの

道具はほとんど要りません。かかるのは一杯800円から1200円ほどと交通費だけで、月に四杯なら交通費を入れても5千円ほどの趣味です。強いて言えば匂いの付きにくい上着と、替えのハンカチがあると気が楽になります。記録は数百円のノートかスマートフォンのメモで足り、写真を撮るなら麺が伸びる前に手早く済ませます。

最初の一歩

今週末、自宅から歩いて行ける範囲の、入ったことのない一軒に入ってください。有名店の行列に並ぶのは後で構いません。注文はその店がいちばん前面に出しているものを選び、食べたらスープ、麺、具のどれが好きだったかを一行だけ書き残します。二軒目、三軒目と続けると、その一行が比較の材料になります。

続けるとどうなるか

二十軒も回ると、系統や地域ごとの違いが見えてきます。同じ一杯は二度と食べられないと分かるので、旅先で一軒を選ぶ精度が上がります。自分で作る方へ進む人、カレー作りのように厨房側へ回る人、ドライブ・道の駅と組み合わせて遠出する人と分かれます。記録をつけると、自分の好みの輪郭が言葉になって見えてきます。

向き不向き・注意

塩分と脂質の摂取量が確実に増えます。週に何杯もという回り方は、健康診断の数字に出ます。行列と待ち時間が前提の店も多く、一杯のために一時間並ぶことを無駄と感じる人には向きません。服と髪に匂いが残るので、食べた後に予定を入れにくくなります。遠征を始めると交通費が一杯の代金を上回ります。

解説動画: 新潟で背脂と濃厚味噌をはしごする1日食べ歩き/ゆあちゅーぶ【日本全国PR女子】

概要: 新潟を1日で回る食べ歩きの記録で、地元の人や視聴者に教えてもらった店を軸に組み立てている。新潟駅に着く前にラーメンを1軒、駅に戻ってもう1軒はしごしたあと、酒蔵見学、バスセンターの立ち食いカレー、海鮮居酒屋と回り、最後に買って帰った土産まで紹介する構成。ラーメン以外の比重もそれなりに大きい。

燕三条の背脂ラーメン: 新潟駅に向かう前に燕三条で途中下車している。この地域には背脂がたっぷり浮いた醤油味のラーメンの店が多く、訪ねたのはその元祖とされる一軒。しょっぱさの中にコクのあるスープと、太くもちもちの麺に背脂が絡むのが持ち味だと話している。想像よりはるかに大きい肉厚の餃子も名物で、2個200円で頼んでいる。

新潟の濃厚味噌ラーメン: 続けて新潟駅の近くで味噌ラーメン700円をはしごしている。濃厚でコクのある味噌スープに、もやしとキャベツがたっぷり乗り、麺は四角い太麺で歯ごたえがある。卓上の七味を足すと風味が変わるとも話す。味噌ラーメンは札幌だけだと思っていたが新潟のものも良かった、というのがこの店の感想になっている。

ラーメン以外の立ち寄り先: 新潟駅から歩いて行ける酒蔵で、30分ほどの見学ツアーと見学後のテイスティングを体験している。見学は事前予約制で、蔵の中は撮影禁止。ほかにバスセンターの一角にある立ち食いの黄色いカレー、佐渡の食材を出す海鮮酒場、地酒中心の創作料理の店などを回り、一人でも入りやすい雰囲気だったと話している。