ウクレレ
表現する
三つのコードを覚えた時点で、もう一曲弾ける
どんな趣味?
膝に乗せて、四本の弦を親指ではらう。それだけで音楽になります。弦が柔らかく張りも弱いので、指先が痛くなりにくく、押さえる弦の数も少なくて済みます。三つのコードを覚えれば、童謡や古い歌謡曲はだいたい伴奏できます。部屋に立てかけておいて、思い出したときに二分だけ鳴らすという付き合い方ができる楽器です。
始めるのに要るもの
きちんと音程の合う入門機は7千〜1万円あたりからで、クリップ式のチューナーとケースが付いたセットなら1万〜1万5千円が目安です。千円台の玩具に近いものは音程が合わず、弾いても気持ちよくなりませんので、楽器店の入門帯から選んでください。あとは薄い教則本が一冊あれば足ります。
最初の一歩
今週末、楽器店のウクレレコーナーで三、四本を鳴らし比べ、音の伸びが気持ちいいものを選んでください。標準は小さいソプラノサイズです。家に着いたらチューナーで音を合わせ、一つのコードだけで、知っている曲を歌ってみます。買ったその日のうちに一曲が形になります。
続けるとどうなるか
三か月で数曲の伴奏ができ、半年で人前で一曲弾けます。上を目指すと旋律と伴奏を同時に弾くソロ演奏の世界があり、そこからは見た目の手軽さとは裏腹に、かなり深い領域です。同好会や地域のサークルが多く、公民館に集まって弾く形が定着しています。ギターへ移る人も、逆にギターから軽さを求めて来る人もいます。
向き不向き・注意
音量が小さく音域も狭いので、合奏やバンドの中では埋もれます。一人か少人数で楽しむ楽器だと割り切る必要があります。手軽さの裏返しで、すぐ弾けてしまうぶん、上達している実感が途中で止まりやすい傾向があります。弦は一組千円前後で半年ほどが交換の目安、湿度で音が狂うため季節の変わり目は毎回の調律が要ります。ここでハードルを下げる工夫が効きます。
解説動画: コード四つとストロークで弾ける初心者練習/ウクレレレッスンTV
概要: 買って数ヶ月以内の人に向けて、楽器の持ち方から基本のコード四つ、ストロークの当て方までを練習用の音源に合わせて進めていく講座。全音符でゆっくり鳴らす段階から、ダウンのみ、アップダウン、空振りを入れた形へと三段階で難しくしていく作りで、最後は自分に合う段階を選んで音源と通して弾く。
手順: 右手は親指以外の四本でくぼみを持ち、肘を楽器につけて二点で支える。弦は手前から四弦・三弦・二弦・一弦と数える。一弦三フレットを薬指で押さえるC、四弦二フレットを中指で押さえるAm、そこに人差し指を二弦一フレットへ足すとF、中指を一本下げて手首をヘッド側に向けるG7、の順で覚えていく。
コツ: ダウンストロークは人差し指の爪をほんの少し弦側に向けて当てると引っかかりにくく、アップは指の腹しか当たらないので軽めに当てる。コードチェンジは音がきれいに出るかより形を素早く作れるかが先で、次に押さえる指をあらかじめ空中で用意し、指を丸めた状態を保つと移動が速くなると説明する。
やりがちなミス: 弦の数え方を逆に覚えてしまう人が多いと注意する。指が寝てポコポコ鳴っても最初は気にしなくていいと言う一方、指を伸ばしたままにしたりネックの裏へ回してしまう癖は次のコードへの移動を遅くすると指摘している。FからG7への移動が最初の難関なので気長にやるよう勧める。
続けるには: 上下のストロークが入ってきたら、じゃん・かのように口でリズムを言いながら弾くと合わせやすいと勧める。最後に紹介する弾き語りで最もよく使われるパターンは、右手を空振りさせて音をつなぐシンコペーションで、これも声に出しながらでないと苦しいと話し、まずCだけで慣らすよう促している。