ドラム

表現する

手足が別々に動き出した日の、体が作り替わる感じ

どんな趣味?

右手でシンバル、左手でスネア、右足でバスドラム。最初は三つが同時に動きません。一定のリズムを刻み続けることそのものが技術で、速く叩くより、ぶれずに繰り返すほうがずっと難しいと気づきます。全身を使うので一時間叩けば汗だくになり、運動としても効きます。音が大きいぶん、叩いた瞬間の発散が他の楽器と違います。

始めるのに要るもの

自宅に置く必要がないのが利点で、スティック一組1,500円前後だけ買えば始められます。練習は音楽スタジオの個人利用で一時間600〜1,200円、ドラムセットは備え付けです。自宅用の電子ドラムは、続けると決まってからで間に合います。家では2千円前後の練習パッドがあれば、手の動きだけは詰められます。

最初の一歩

今週末、音楽スタジオに電話して個人練習を一時間だけ予約してください。スティックの貸し出しがある店も多く、手ぶらでも叩けます。座って、右足で四つ、右手で八つ刻むだけで一時間は過ぎます。予約した日のうちに、実際に叩くところまで届きます。費用は1回あたりの単価で考えると続けやすくなります。

続けるとどうなるか

半年で基本の八ビートが安定し、曲に合わせて叩けます。一年経つと音楽を聴くときに自然とドラムだけを追うようになり、曲の構造が見えて聴き方そのものが変わります。人手が足りないパートなので初心者でも誘われやすく、ギターの人と組んでスタジオに入る流れは自然に起きます。社会人バンドは中年からの参加も普通です。

向き不向き・注意

家では練習できません。これが最大の制約で、スタジオまでの移動を含めると一回二時間は空けることになります。月四回通えば月3千〜5千円と交通費がかかり続けます。音量が大きいので耳を守る対策が要り、耳栓は最初から用意してください。足で踏み続けるため腰や膝に負担が来る人もおり、始める前の準備運動を省かないほうが安全です。

解説動画: 8ビートに一つずつ足すドラム練習メニュー/チャボ / ドラム初心者を育てるプロ ★毎週水土19時更新

概要: J-POPを叩くための基礎を詰め込んだ、初心者向けの練習メニュー動画。言葉での説明はごく短く、8ビートを土台に少しずつ手数を足していく形をひたすら実演で見せていく。理屈を覚えるというより、順に付いていって体で覚える作りで、毎日10分繰り返せば好きな曲が叩けるようになるという組み立てになっている。

手順: 八分を刻む8ビートから入り、そこにバスドラムを一発ずつ増やし、左手のスネアを重ねていく。次にハイハットをシンバルやライドへ持ち替えるパターン、フロアタムを刻むパターンへ広げ、最後にフィルインを挟む形まで進む。同じ動きを別のビートに乗せ替える形で何度もなぞっている。

コツ: J-POPで使われるリズムの多くは8ビートだとして、まずそこを固めるよう勧めている。フロアタムなどは強く叩きすぎないのがポイントだと言い、フィルインは少しずつ強くしていくと説明する。うまくいかないときはテンポを落として繰り返す前提で組まれている。

応用: 途中でツイストビートを取り上げ、スネアを二発入れるのがポイントだと説明する。さらにシンバルとバスドラムを同時に鳴らすシンコペーションを混ぜたパターンまで扱う。ドラムはどこが悪くて叩けないのかを自分では見えにくい楽器だとして、個別に見てもらえる場も案内している。