鉄道

集める・巡る

時刻表の数字が、動く車両として目の前に来る

どんな趣味?

同じ路線でも、乗る趣味と撮る趣味と調べる趣味では見ているものが違います。時刻表を開いて乗り継ぎを組み、一日で行けるいちばん遠くを計算する。あるいは車両の形式を覚え、光の向く時間に線路際で待つ。ダイヤという巨大な時計仕掛けが目の前を定刻どおりに通過していく、その正確さを味わう趣味で、一分の遅れも数字で分かる世界です。

始めるのに要るもの

乗るだけなら、まず千円から3,000円程度の一日乗車券かフリーきっぷを一枚。市販の時刻表は小型版と大型版があり千円から1,500円程度で、路線図と乗り継ぎが一冊で組めます。撮るほうへ進むなら望遠レンズが要り、中古でも数万円からになりますが、最初はスマホと駅のホームで十分です。まずは持ち物を増やさずに一日乗ってみるのが確実です。

最初の一歩

今週末は、自宅の最寄り駅から、これまで降りたことのない駅を五つ決めて、各駅停車で降りては次に乗るということをしてみてください。駅の窓口でその日限りのフリーきっぷが使える範囲を聞き、駅そばや駅前の商店街で昼を済ませます。半日で、路線一本の性格がだいたい分かります。

続けるとどうなるか

半年もすると、音とパンタグラフの形で車両の形式が分かるようになり、時刻表の数字の並びからダイヤ改正の意図が読めてきます。行き先は次第に、廃止の決まった路線や、朝夕しか列車が来ない区間へ移っていきます。同じ列車は二度と撮れないと気づいたときが分かれ目で、遠征が増え、写真や地図・地理へ枝分かれしていく人が多いところです。

向き不向き・注意

線路際での撮影は、立入禁止の敷地に入る、三脚で通行を塞ぐといった行為が事故と苦情に直結します。私有地や農地に無断で立ち入れば法に触れることがありますので、撮影の可否は現地の掲示と鉄道事業者の案内を必ず確認してください。ホームでも安全の確保が最優先です。費用は遠征の交通費と宿泊費で膨らみ、模型に進めば一編成で数万円が飛びます。移動費と時間を家計に組み込めるかが分かれ目です。

解説動画: Nゲージ入門に必要な三点とスターターセット選び/めにてい 【Nゲージ】

概要: Nゲージとは何かから、必要な三点、スターターセットの選び方、買った後の設置・走らせ方・片づけまでを一本で通す。線路幅9mmの鉄道模型で、英語のnineから名前が来ていると説明。プラレールとの違いは速度を自由に変えながら走らせられる点で、駅からの発車など運転士のような操作が楽しめるとしている。

はじめに買うもの: 走らせるための最小条件は車両・線路・コントローラーの三点で、どれか一つ欠けても遊べないため、一つずつではなくまとめて買うよう勧めている。三点が入ったスターターセットが2万円ほどで、これが入門の基準額。置き場所も要り、目安は新聞紙を広げたくらいの面積。ただしその大きさぴったりだとコントローラーの置き場に困り、いろんな角度から見られないので、新聞紙4枚から6枚ぶんの広さを確保しておくと十分楽しめるとしている。

選び方: セットは二社から出ていて、一方の線路は頑丈で家の床に敷いて遊ぶのに向き、もう一方は線路の種類が多くジオラマへ広げやすいという違いがある。二社の線路や部品は混ぜて使えないので、最初のセットで選んだ側で買い足していくことになる。買う店は模型専門店や大型量販店を挙げ、店員に相談しながら実物を見て選ぶのを勧め、最初からのネット通販は勧めていない。年齢は八歳や十五歳と言われるが、今持っている物を大切に扱えているかで判断すべきだとしている。

手順: まず使う場所を掃除機できれいにする。線路はカーブ四本ずつを二組、直線をまとめて組を作り、横に穴の空いた線路に付属の配線を差して外側へ引き出し、コントローラーへ挿す。電源をつないでランプが点いたら車両を載せる。車両は親指と人差し指で挟んで持ち、リレーラーを使って線路に乗せ、連結器を一直線に合わせて押し当てる。走らせる前に接続・脱線・連結・線路が一周つながっているかを指差しで確認し、進行方向を決めてダイヤルを回す。

やりがちなミス: コントローラーのダイヤルは半分より上を使わない。速く走らせるとモーターが早く傷むので、もともとゆっくり楽しむ趣味だと念を押している。片づけは電源を抜き、操作ボタンを基準位置に戻すところから。連結は真っすぐ引いて外し、形状によっては持ち上げて外す。車両はケースに入れる時が一番壊れやすく、パンタグラフは少し下向きにして引っかけないようにする。線路は一周を崩す最初に力がかかるので、そこを最も慎重に外す。