攻略 | オトモイングリッシュ

口の開きと舌の高さで、母音を分ける。

母音を言い分けるには、口の開き(あごの下がり方)、舌の高さ、唇の丸めの3つを1つずつ動かします。練習は、聞き分けより先に口の形を作るところから始めます。日本語話者7人が、自分の舌の位置を画面で見ながら/æ/を作る練習をしたところ、発音だけでなく /æ/ を含む対の聞き分けも良くなりました(Suemitsu ら 2026)。口で作り分けられる違いは、耳でも拾いやすくなります。

1つ目の手順は、口の前で作る母音を高い順に並べる階段です。see・sit・set・sat を1語ずつ言い、/iː/・/ɪ/・/e/・/æ/と進むごとに、あごの下に当てた指が少しずつ下がるかを確かめます。/iː/ から /ɪ/ ではあごがわずかに下がり、/e/ から /æ/ ではさらに下がります(Rachel's English・アメリカ英語)。指が動かない段は、2つの母音が同じ形になっている段です。

2つ目は、語に入る前の交互の練習です。/ɪ/・/iː/・/ɪ/・/iː/ のように対の母音だけを交互に言い、まだ違いが聞き取れなくても、口の動きの差を先に大きくします(Rachel's English)。/iː/ では口角を引いて舌を高く張り、/ɪ/ ではあごを少し下げて力を抜きます。動きが安定したら it / eat、living / leaving、bet / bat のような対に入り、片方だけを言ったときにもう片方と取り違えていないかを録って確かめます。

3つ目は唇の丸めです。/uː/は唇を前に突き出し、/ʊ/は軽く丸めて力を抜き、/ʌ/は丸めません。Luke・look・luck を卓上ミラーの前で言い、唇の形が3段に変わるかを見ます。/aɪ/や/oʊ/のような二重母音は、出だしと終わりの形を別々に作ってから、ゆっくりつないで少しずつ速めます。

毎回の練習の終わりに、see・sit・set・sat と Luke・look・luck を録って聞き返します。できあがりの目安は、7語が7つの違う母音に聞こえ、あごに当てた指と鏡の唇が、録音と同じ順に動いていることです。どの母音から練習するかの順番は「短母音」と「長母音と二重母音」の節にあります。

この節の音を練習する

/æ/は、catのaが表す、あごを下げて出す「ア」と「エ」の中間の母音です。

図鑑で読む

聞く・言う

録音した声は、この端末の外へは送りません。

出典

  1. 論文・英語 Suemitsu A, Ito T, Dang J, Nota Y, Maekawa K, Tiede M(2026) Improvement of speech perception following articulatory-target based production training for second language acquisition
  2. 動画・英語 Rachel's English How to Pronounce EE vs. IH, leave vs. live
  3. 動画・英語 Rachel's English EH [ɛ] vs. AA [æ] Vowels