攻略 | オトモイングリッシュ

歯と舌・唇の当て方。

th・f・v は、/f/と/v/の /f/、/v/、/θ/、/ð/の順に作ります。/f/ と /θ/ はどちらも上の前歯を使い、歯を当てる相手が下唇か舌先かだけが違うので、/f/ の形から歯の相手を替えれば /θ/ に移れます。声を足す /v/ と /ð/ は、それぞれ /f/ と /θ/ が安定してから足します。

/f/ は、上の前歯を下唇に軽く当て、息を3秒出し続けます。卓上ミラーで、上の前歯が下唇に乗っているのを見ながら行います。次に唇を動かさずにのどに指を当てて声を足し、f・v・f・v と切り替えます。/v/ は気を抜くと唇どうしが閉じて /b/ になるので、very と berry を言い比べ、v のあいだ唇が閉じていないかを鏡で確かめます。

/θ/ は、下唇に当てていた歯を舌先に替え、舌の先だけを上下の歯のあいだに出して息を流します。舌は力を抜き、息を止めたり口の中に圧をためたりしません(Rachel's English・アメリカ英語)。のどに指を当てて声を足せば /ð/ です。fin / thin、free / three を、鏡で歯の相手が替わるのを見ながら言い比べます。

4つの音を作れたら、語に入る前に fa・va・θa・ða のような子音と母音だけの短いかたまりで練習します。日本語話者の大学生24人が5週間、聞き分けの訓練と口の動かし方の説明とシャドーイングを組み合わせた研究では、聞き分けの伸びは意味の無い短いかたまりのほうが語の形より大きくなりました。発音の正答は /f/ が37%から56%、/ð/ が49%から68%に上がった一方、/v/ は23%から30%で、はっきりした伸びが出ませんでした(Iino と Wistner 2024)。/v/ は4つの中でいちばん残りやすい音で、練習の時間をいちばん多く割きます。

語に入ったら、th から次の音へすぐ移る練習をします。birthday では th からそのまま d へ移り、three では th を出しながら r のために唇を丸め始めます(Rachel's English)。the・these のように弱く速く読む語では、舌先を上の前歯の裏に軽く当てるだけでもかまいません(Rachel's English・アメリカ英語)。thを見るたびに舌を大きく出していると、文の速さに追いつけません。

できあがりの目安は、fan・van・thin・then を録って聞き返したとき、4語の頭が4つの違う音に聞こえることと、very が berry に聞こえないことです。

この節の音を練習する

/f/と/v/は、fan・vanのように上の前歯を下唇に当てて出す摩擦音です。

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聞く・言う

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出典

  1. 動画・英語 Rachel's English English: How to Pronounce TH Consonants [θ] + [ð]
  2. 論文・英語 Iino A, Wistner B(法政大学多摩論集)(2024) Effects of computer-assisted HVPT, explicit articulatory instruction, and shadowing on Japanese EFL learners' perception and production of English fricatives