将棋

頭を使う

負けた理由が、全部自分の中にある

どんな趣味?

駒を動かして王将を追い詰める、それだけの遊びですが、運の要素がありません。序盤で陣形を組み、中盤で相手の薄いところを探し、終盤は一手でも早く詰ませる速度の勝負になります。取った駒を自分の戦力として打ち直せるのが将棋独特の性質で、盤上の駒が減らないぶん、終盤まで攻め合いが途切れません。考えている数十分は仕事の悩みが頭から消える、という人が多い趣味です。

始めるのに要るもの

盤と駒は折りたたみ盤と木製駒のセットで3千円前後から買えますが、最初はスマホの対局アプリだけで十分です。無料のアプリなら二十四時間いつでも同じくらいの実力の相手と当たり、反則も持ち時間も自動で判定してくれます。入門書が1千円台、詰将棋の問題集が800円前後。物を買う前に、駒の動かし方を覚えるところからで構いません。

最初の一歩

今週末は対局アプリを入れて、いちばん下の級から十局指してみてください。全部負けても構いません。ルールが手に馴染んだら、公民館の将棋サークルや商業施設の将棋教室をのぞくと、平日の夜や土曜の午前に大人向けの席があります。公共施設を使うと、月に数百円の会場費だけで指せる場所が見つかることもあります。

続けるとどうなるか

半年ほど指すと、負けた将棋を並べ直して「どこで悪くなったか」が自分で分かるようになります。ここからが本番で、定跡を覚え、得意の戦法を一つ決めると勝率が目に見えて動きます。級位から段位まで公式の物差しがあるので、上達が数字で残るのも続けやすい理由です。ネット対局から地域の大会、支部の例会へと、指す場所が広がっていきます。

向き不向き・注意

運がないということは、負けがすべて自分の実力不足として返ってくるということです。連敗が続く時期は想像以上に堪えます。実力差があると数分で終わってしまい、初心者どうしだと互いにミスの理由が分からないままになりがちなので、教えてくれる人かアプリの解析があると安心です。長時間の座りっぱなしになりやすい点も含め、上達しない時期が来る前提で始めてください。

解説動画: 駒の動きと成り、二歩の反則まで将棋のルール一式/おはようボードゲーム

概要: 9×9の盤で交互に指し、相手の王将を追い詰めた方が勝ちという枠組みから入り、駒ごとの動き、取った駒を打てること、相手陣に入ったときの成り、二歩という反則までを一本にまとめている。最後は指し始めの方針にも触れ、とりあえず一局指せる状態になってもらうことを狙いにしている。

ルール: 取った相手の駒は盤の脇に置いておき、自分の手番であればいつでも好きなマスに打てる持ち駒の打ち込みが将棋の大きな特徴だと強調している。相手側の三段に入った駒は裏返して強くできるが、成るかどうかは選べるので、香車をそのまま使いたいなら成らずに進めてもかまわないと補足している。

駒の動き: 歩は前に一つ、香車は前だけ何マスでも、桂馬は間に駒があっても飛び越えて斜め二つ先へ跳ぶ。銀は横と後ろ以外へ一つ、金は斜め後ろ以外へ一つ、王将は全方向へ一つ、飛車は縦横、角は斜めにどこまでも進む。成ると飛車には斜め一つ、角には縦横一つが加わり、歩・香・桂・銀はすべて金と同じ動きになる。王将と金将だけは成れない。

注意する反則: 覚えておく反則として二歩を挙げている。同じ筋に自分の歩が二枚並ぶと反則になるため、持ち駒の歩を打つときだけは気をつけろという。歩は前にしか進まないので普通は起きないが、打つときにうっかり重なりやすい。相手の歩と同じ筋に並ぶのは問題なく、成って金の動きになった歩も数に入らないと補足している。

最初の一手: 何をどう動かせばいいか分からない人向けに、まず強い駒である飛車と角の動ける範囲を広げるという原則を挙げている。飛車の前の歩を突いて縦を通すか、角の前の歩を突いて斜めの道を開けるかの二つを覚えておけば十分で、あとは指しながら覚えるか定跡の本に進めばいいと勧めている。