投資・資産運用
頭を使う
相場より、自分の性格のほうが試される
どんな趣味?
手元のお金の一部を株式や投資信託などに置いて、時間をかけて増えるかどうかを見ます。作業自体は月に数分で、やることの大半は「何もしない」ことです。面白さは、世界の景気や企業の仕組みを、自分のお金が乗っている当事者の目で見るようになる点にあります。増える保証はなく、減る日も普通にあります。
始めるのに要るもの
証券口座の開設に費用はかからないところが多く、積立は月1千円や1万円から設定できます。生活防衛資金を別に確保してから、余剰資金だけで始めてください。入門書は千円台のものが何冊も出ています。手数料は商品によって年0.1%台から数%まで開くので、目論見書などの記載を必ず自分で確認してください。(税制や非課税制度の内容は所管の最新情報を確認してください)
最初の一歩
今週末は、まず家計の収支を一か月ぶん書き出すところから。投資より先にここが要ります。次に証券口座を一つ申し込み、届いたら失っても生活が揺らがない額で少額の積立を設定します。金融機関の無料セミナーもありますが、その場で個別商品を勧められる形式は避け、公的機関の資料や入門書で基礎を作るほうが安全です。
続けるとどうなるか
半年から数年続けると、値動きに対する自分の耐性が分かってきます。下げた月に眠れないなら配分が合っていない、という自己診断ができるようになります。制度や税の知識、産業の見方が積み上がり、家計全体を設計する視点に育つ人が多く、趣味予算の決め方や日々の家計管理と地続きになっていきます。
向き不向き・注意
これは趣味である前にお金の話です。元本割れがあり、投じた額を下回ることがあります。短期で増やそうとするほど失敗しやすく、借入や信用取引、レバレッジの効いた商品では損失が入金額を超えることもあります。SNSや知人経由の「必ず儲かる」話は詐欺を疑ってください。ここに書いたのは一般的な説明で、個別の商品を勧めるものではありません。制度も税も変わるため、所管や金融機関の最新情報を必ず確認してください。
解説動画: まず貯金、次に低コストの株式インデックスを積み立てる/両学長 リベラルアーツ大学
概要: 資産運用を何から始めればいいかという質問に、初心者が押さえるべき5つのことと、核にできるファンドの条件という形で答えている。自分がやっている高配当株のような手間のかかるやり方ではなく、難易度の低いシンプルな進め方に絞って話しているのが特徴。
5つの原則: 挙げているのは、まず貯金を増やすこと、株式や債券といった伝統的な資産から入ること、少額で始めて値動きに慣れること、手数料を払わないこと、税金を払わないことの5つ。元手を作らずに一発で増やそうとするやり方は退けており、毎日の値動きにどきどきするなら金額が大きすぎるとも言っている。
手数料と税金: 手数料の重さを具体的に示している。運用手数料が年2%だと100万円で毎年2万円、10年で20万円が出ていく。高い手数料ほど良い成果が返ってくると考えるのは逆で、優良な商品ほど手数料は安いという。利益にかかる税金もおよそ20%、200万円の利益なら40万円になるため、非課税の制度を使うよう勧めている。
具体案: 核として挙げるのは、米国の主要500社の指数に連動する低コストのインデックスファンド。買うときも解約時も手数料が無料で、信託報酬は年0.0938%と、1000万円預けても年1万円弱で済む水準。年40万円まで非課税になる積立制度の対象で、100円や1000円といった小さな額からでも積み立てられる点を評価している。
注意: 同時に懸念も述べている。直近10年の成績が良すぎたため、今後も同じリターンが続くとは限らないという見方があり、上昇の最後に高値で買う展開も考えられる。短期で増やしたい人や元本を減らしたくない人は手を出すなと念を押し、慣れたら他の地域や債券を足して分散を広げる話にも触れている。