囲碁

頭を使う

陣地の取り合い、勝敗は最後まで見えない

どんな趣味?

交互に石を置いて、囲った地の広さを競います。石に種類がなく、空いている交点ならほぼどこにでも置けるぶん選択肢が莫大で、序盤は地図を描くように大きく構え、終盤にかけて境界線を詰めていきます。相手の石を取る戦いもありますが、本質は取り合いよりどこを自分の側にするかの線引きです。一局の中に、大きく構える時間と細かく数える時間の両方があるのが面白いところです。

始めるのに要るもの

折り碁盤と碁石のセットが3千〜5千円、入門書が1千円台です。ただ最初は九路盤のアプリで十分で、小さい盤なら十分ほどで一局が終わり、地の数え方も自動でやってくれます。十九路の本格的な盤は、続けると決めてからで間に合います。地域の囲碁教室は一回1千〜2千円程度の体験を置いていることがあります。

最初の一歩

今週末は九路盤の入門アプリで、機械相手に何局か打ってみてください。囲めば取れる、目が二つあれば取られない、この二つが腑に落ちればルールは足りています。次の一歩は公民館や地域の囲碁サロン、自治体の生涯学習講座で、初心者向けの回を選べば置石をたくさん置いて教えてもらえます。公共施設を使うと費用はほとんど掛かりません。

続けるとどうなるか

数か月打つと、盤面の石の強い弱いが見えてくる瞬間があります。ここまで来ると序盤の一手の意味が違って見え、同じ局面が二度と現れない広さが実感できます。置石という公平なハンデの仕組みがあるので、実力差のある相手とも本気の一局が成立し、年齢も世代も違う人と対等に打てるようになります。

向き不向き・注意

ルールは単純でも、自分の地がいくつあるか数えられるまでが遠く、最初の壁は将棋より高いとよく言われます。独学だと負けた理由が分からず放り出しやすいので、早めに教わる人を探すかどうかを考える価値があります。競技人口は減っていて、近所に打てる相手や教室が見つからない地域もあります。オンラインで補えますが、対面で打ちたいなら移動時間が要ります。

解説動画: 一局を最後まで並べて見せる囲碁の打ち方と地の数え方/将碁チャンネル

概要: 一局を初手から終局まで並べながら、どこに打つのか、なぜそこなのかを一手ずつ解説している。初手はどこに打っても自由と前置きしつつ隅から始め、序盤の広げ方、境界線の決め方、石が取られる形への注意、終局後の地の数え方までを、盤面の進行に沿って追う内容になっている。要所では次の一手を問いかけ、答え合わせをしながら進める。

序盤の考え方: 最初の数手は石をくっつけず、間隔をあけて大きく打つと説明している。家を建てるときに先に柱を立て、それから壁を作るのと同じで、大きく枠を取ってから少しずつ狭めて石をつなげ、囲んだ内側が自分の地になるという順で考えるよう促している。

境界線の作り方: 互いの陣地が向き合うところは、まだどちらのものか決まっていない。相手が入ってきたらこれ以上は入れないという壁の手を打つ、逆にこちらから相手の地の境目に打ち込んで削る。この押し引きの繰り返しで境界が固まっていく様子を、一手ごとに問いかけながら見せている。

注意: 石が接触してきたら、自分か相手の石がアタリになっていないかをよく見るよう繰り返し注意している。特に相手の石が斜めに接している形は危なく、慌てて逃げると追いかけられて被害が広がる。盤の端は逃げ場がなく、追い詰められるのが早いので、逃げずに縦横につないで守るのが正解だと示している。

終局と数え方: 打つところがなくなったら終局とし、互いの地の大きさを比べる。本体とつながる見込みのない石は死に石として取り上げ、数えるときは相手の地に埋めて減らす。この対局では白の地が21目、黒の地が25目となり、差の4目で黒の勝ちという結果になっている。