資格の勉強

頭を使う

締切があるから続く。それが最大の効能

どんな趣味?

試験日という締切に向けて、範囲の決まった内容を覚え、過去問を解きます。趣味として見たときの特徴は、ゴールと採点基準が最初から公開されていることです。何をどこまでやれば届くかが見えるので、努力が迷子になりません。仕事に直結するものから、気象や食、歴史のように知的好奇心そのものが目的の試験まで幅があります。

始めるのに要るもの

テキストと問題集で合わせて5千円前後、受験料は試験によって3千円から2万円程度です。通信講座は2万〜10万円と幅がありますが、入門級なら独学の教材だけで届くものが多いです。年に二回以上ある試験を選ぶと、落ちても仕切り直しが早く効きます。(受験資格や日程、費用は実施団体の最新情報を確認してください)

最初の一歩

今週末は、興味のある分野の試験を三つ挙げ、公式の案内で出題範囲と受験料と試験日を見比べます。次に書店の資格コーナーで、そのうち一つのテキストを立ち読みし、半分くらいは意味が分かるものを選んでください。まったく歯が立たない本は続きません。申し込みまで済ませてしまうと、後戻りしにくくなります。

続けるとどうなるか

一つ受かると、勉強の型が手に入るのがいちばんの収穫です。過去問から入る、間違いを記録する、直前に総復習する、という手順は次の試験にそのまま使えます。関連する上位級へ進む人と、まったく別の分野へ横に広げる人に分かれ、歴史や地図・地理のように趣味と地続きの試験もあります。目標の立て方がそのまま効く分野です。

向き不向き・注意

落ちたときのダメージが、他の趣味の失敗より大きいです。時間もお金も掛かるぶん不合格が自己否定になりやすく、そこで勉強自体をやめてしまう人がいます。講座や教材に十数万円かけたまま手を付けないのもよくある損です。仕事に効く資格ほど競争があり、取っただけでは何も変わらないことも多い、と分かった上で選んでください。

解説動画: 出るところに絞る、過去問から逆算する資格試験の勉強法/河野玄斗の勉強部屋【切り抜き】

概要: 数々の試験を突破してきた立場から、資格試験の勉強をどう組み立てるかを、視聴者の質問に答えながら話している。範囲の絞り方、過去問をいつどう使うか、どこに時間を割くかの判断、直前期に向けた教材の整理という順に、自分の受験経験を具体例にして説明する内容で、試験に合わせて勉強を変えるという一貫した考え方が軸になっている。

絞り方: どの試験も範囲が満遍なく出るわけではないので、先に過去問を見て問われ方をつかみ、覚えなくていい部分を切るのが重要だという。分厚いテキストでも、完璧にする箇所と流し読みでいい箇所を分ける。このメリハリが短期合格につながり、大学入試などにも同じことが言えるとしている。

過去問の使い方: 手順としては、市販のテキストをざっと1周した後、早い段階で過去問を解いてみる。解けなくてよく、テキストを見ながら解くのが効くという。どこから出るのかが分かるうえに、テキストを覚えるだけでは届かず、その場で考えて書く必要のある問題があることにも気づけるからだと説明している。

時間の配分: 限られた時間をどこへ置くかも戦略で、すでに取れている科目を上げるより、合格率が大きく動くところに寄せた方がいいと数字で例えている。端の語句を片端から覚えるより読解力のような本質的な力を上げた方が差がつくとも言う。宅建は50点満点で合格ラインが35〜39あたりと触れ、34点なら惜しいと励ましている。

直前期: 直前の詰め込みで何とかなる部分は残していいが、そのために繰り返す教材を最小限に絞っておく。分厚いまま最後まで持つと1週間で1周しかできないが、削っておけば4周も5周もできる。大事なところを理解して流れを追えている状態にしておけば、あとは詰め込むだけで済むという考え方になっている。