2つの母音字が並んだときの読み方。
母音ペアは、読み方が1つに決まる組から始め、読み方が2つ以上ある組を最後に回します。最初はee・ai・oa、続いてoi / oy・ou / ow・au / aw、最後にoo(2つの読み)とeaの順です。ea は eat と bread の2通りの読みがある文字として、あとの段で扱われます(英国教育省 Letters and Sounds)。「2つの母音字が並んだら最初の文字の名前で読む」という言い方は ee・ai・oa には合いますが、oo・ou・oi・au には合いません。組ごとに音を覚えます。
最初の練習は、1文字の短母音との読み比べです。man / main、ran / rain、fed / feed、bet / beet、got / goat、cot / coat のように、母音字を1つ足しただけの組を交互に読みます。/eɪ/と/oʊ/は口の形が途中で動く母音で、rain は「エ」から「イ」へ、boat は「オ」から「ウ」へ、1拍の中で動かします。/iː/の feed は、fed より口の両端を横へ引いたまま保ちます。
oi / oy・ou / ow・au / awは、語の中の位置で書き分けを覚えます。語末は boy・toy・cow・saw のように y・w で終わり、語の途中は coin・loud・sauce のように i・u を使います。単語カードを「語末」と「語中」の2つの山に分けると、つづりの選び方が手に残ります。ow は cow の/aʊ/のほかに snow・grow の/oʊ/の読みもあるので、2つの山に分けて読みます。
読み方が2つ以上ある oo と ea は、母音字だけでなく後ろの子音までをひとかたまりで読みます。oo は k の前では book・cook の短い/ʊ/が多く、m や n の前では room・soon の長い/uː/が多くなります。ea は eat・seat の-eat では/iː/、head・bread の-ead では/e/がいちばん多い読みです(Steacy ら 2018)。練習は book・cook・look / moon・soon・spoon、eat・seat・heat / head・bread・dead のように、語尾をそろえた束で読みます。great・break・steak の/eɪ/は数が少ないので、3語の束として覚えます。
できあがりの目安は、pleem・maip・toap のような作った語を、短母音に戻さずに長い母音で一度に読めることです。お手本で聞いた rain・feet・boat・coin を、ai・ee・oa・oi と書き分けられれば、読みと書きの両方がつながっています。
出典
- 公的機関・英語 Department for Education and Skills(英国教育省)(2007) Letters and Sounds: Principles and Practice of High Quality Phonics (DFES-00281-2007)
- 論文・英語 Steacy LM, Compton DL, Petscher Y, Elliott JD, Smith K, Rueckl JG, Sawi OM, Frost SJ, Pugh KR(Scientific Studies of Reading)(2018) Development and Prediction of Context-Dependent Vowel Pronunciation in Elementary Readers