語の終わりに出る、つづりと音の決まり。
語末の決まりは、-s / -es(3つの読み方)、-ed(3つの読み方)、-le、-tion / -sionの順に練習します。-s と-ed は名詞と動詞の多くに付くので、最初に身につけると読める語が一度に増えます。どちらも、つづりは変わらず、直前の音によって読みだけが3通りに変わる語尾です。
-s は、語尾を付ける前の語の最後の音で読みを決めます。息だけの子音(p・t・k・f)のあとは/s/、母音と声の出る子音のあとは/z/、s・z・sh・ch・j の音のあとは/ɪz/になります(Barry Pennock-Speck・バレンシア大学)。cats・books・cups、dogs・boys・cars、buses・watches・boxes の9語をカードにして、3つの山に分けてから読みます。迷ったら、元の語の最後の音を言いながら喉に指を当て、震えれば/s/と/z/のうち/z/の山です。
-ed も同じ手順で、息だけの子音のあとは/t/、声の出る音のあとは/d/、t と d のあとだけ/ɪd/になります(Barry Pennock-Speck・バレンシア大学)。音節が1つ増えるのは/ɪd/の語だけです。元の語と-ed の付いた語を、手をたたきながら言い比べると、walk / walked は同じ1回、want / wanted は1回から2回に増えるのが手で分かります。walked を2回たたいたら、余分な母音が入っています。
-le は、子音から母音を挟まずに l へ移ります。table・apple・little の最後は「ブル」「プル」ではなく、b や p から直接、舌の奥を後ろへ引く暗い l に入ります(Rachel's English・アメリカ英語)。/l/の舌先は前に置いたまま、舌の奥だけを引きます。table の b と l の間にも、l のあとにも母音が聞こえなければ、カタカナの「ブル」から抜けています。
-tion と-sion は、語尾を「ション」の1つのかたまりで読み、強く読む場所の目印に使います。-tion と-sion の1つ前の音節がいちばん強くなります(Pronuncian・アメリカ英語)。na-tion、sta-tion、ed-u-ca-tion、in-for-ma-tion と、語尾の手前で区切って、その音節を強く長く読みます。-sion は母音のあとでは vision・decision の/ʒən/、子音のあとでは tension の/ʃən/になり、/ʃ/と/ʒ/の2つの音を使い分けます。
出典
- 資料・英語 Barry Pennock-Speck(Universitat de València) Inflectional ending -s
- 資料・英語 Barry Pennock-Speck(Universitat de València) Inflectional ending -ed
- 資料・英語 Rachel's English Syllabic Consonants
- 資料・英語 Pronuncian(Seattle Learning Academy) -tion/-sion Suffix Syllable Stress Patterns