袋の表示図鑑
単一原料米(産地と品種)
一括表示の中の「原料玄米」の欄に書かれる区分の一つで、産地・品種・産年が三つとも同一で、その根拠となる資料を保管している米に付きます。袋の表側の商品名ではなく、裏面の一括表示を見ると分かります。品質の順位を示す語ではなく、外観で分ける等級とも、食べて比べる評価とも別の軸です。…
複数原料米(産地と品種)
原料玄米の欄に書かれる区分で、産地・品種・産年のいずれかが異なる米を混ぜたものに付きます。単一原料米の対になる語で、袋には「国内産10割」「国内産8割 米国産2割」のように、産地と使用割合が割合の大きい順に並びます。混ぜた米ごとに産地品種銘柄や産年を書き添えている袋もあり、その場合は内訳まで読み取れます。…
産地品種銘柄(産地と品種)
産地と品種の組み合わせを指す呼び方で、農産物検査の規格では都道府県ごとに区分して、産地ごとの品種の銘柄が定められています。袋では原料玄米の欄に産地・品種・産年の三つが並び、単一原料米ならその一組だけが書かれます。食味ランキングが評価する単位も、品種そのものではなくこの組み合わせです。検査を受けていない米でも…
精米時期(時期と鮮度)
米を精米した時期を書く欄で、一括表示の中にあります。年月日か、年月旬(上旬・中旬・下旬)のどちらかで書かれます。袋に載る日付はここだけなので期限と取り違えられますが、賞味期限でも消費期限でもありません。精米していない玄米の袋では「調製時期」、無洗米では加工した時期がこの欄に入ります。…
産年(時期と鮮度)
原料玄米の欄に産地・品種と並んで書かれる、その米が収穫された年です。「令和7年産」のように書かれ、単一原料米なら一つ、複数原料米なら混ぜた米ごとに書き添えられることがあります。「新米」は条件を満たしたものだけに使える用語で、産年がその年であることに加えて…
胚芽精米(精米の度合い)
胚芽を残して精米したもので、名称の欄が「精米」ではなく「胚芽精米」になります。玄米からぬか層を取り除くときに、白米では落ちてしまう胚芽を残した状態です。見た目は白米に近く、粒のくぼんだ側に黄色い胚芽が付いています。袋の表側では「胚芽米」と呼ばれることもありますが、表示の名称はこちらです。白米と同じ売り場に並びます。
分づき米(精米の度合い)
玄米からぬか層をどこまで削ったかを三分・五分・七分で表した呼び方です。白米を十分づきとしたときに何割搗いたかを指し、数字が大きいほど白米に近づきます。同じ玄米を、削る度合いだけ変えて仕上げたもので、玄米に近いものほど色が濃くなります。胚芽を残す度合いで決まる胚芽精米とは別の切り口です。…
無洗米(精米の度合い)
肌ぬかを工場で取り除き、洗わずに炊けるようにした米です。肌ぬかは精米しても精白米の表面の溝に残る、粘着性のあるぬかで、玄米にはありません。一括表示では名称が「精米」のまま、別の場所に「無洗米」と書かれ、産地・品種・産年の欄は同じように並びます。洗う・洗わないの線は無洗米は洗わずに炊けるの側です。
有機JAS(栽培の方法)
登録認証機関の認証を受けた事業者が格付けしたものだけに付けられるマークです。米では種まきや植え付けの前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使っていない田で育てたことなどが条件で、記録の保管と検査を経て認証されます。田だけでなく、精米や袋詰めの工程にも認証が要ります。マークの図柄はここには載せないので…
節減対象農薬(栽培の方法)
特別栽培農産物の表示に使う欄で、その地域で慣行的に行われている使用状況と比べて、農薬をどれだけ減らしたかを書きます。「節減対象農薬:栽培期間中不使用」「節減対象農薬:当地比5割減」のように、比べた基準と割合が分かる形で表示されます。化学肥料の窒素成分についても、同じ書き方で並びます。ここに出る窒素は田に使った量で…
等級(評価)
農産物検査で、玄米の外観と水分をもとに一等・二等・三等などに分ける区分です。整った粒の割合、被害粒や死米・着色粒の混じり方、水分の値を見て判定します。袋の一括表示に必ず出るものではなく、取引や検査の証明の場で使われる区分です。書かれている場合は「一等」のように示され、産地や品種の欄とは別に置かれます。
特Aの表示(評価)
日本穀物検定協会の食味ランキングで最上位に当たる語で、袋の表側に大きく置かれることがあります。示しているのは基準米と比べて、その産年に特に良好とされたという相対の評価です。食味ランキングが評価する単位は商品ではなく産地品種銘柄なので、袋に「特A」とだけあるときは、どの年のどの銘柄の評価かまで確かめます。