最初の星座をたどる

その季節でいちばん見つけやすい形から始める。

星座は星座ごとに明るさも形のはっきりさも違います。暗い星をつないだだけの星座を星図の通りに探すと、見つからずに終わります。季節ごとに1つ、明るい星が集まった目印を選び、そこから隣へ辿っていくのが、星座を初めて見つける近道です。

冬はオリオン座から始めます。1等星が2つあり、赤みのあるベテルギウスと青白いリゲルが目印です。真ん中に並ぶ三つ星は2等星で、1等星よりひと段暗いため、街の明かりの中では後から見えてきます。腕を伸ばしてげんこつを作ると、げんこつの幅はおよそ10度にあたります。南の空で地平線からげんこつを6個分積み上げた高さを目当てにすると、その近くにベテルギウスが見えてきます(リコットの夕焼け天文部)。三つ星が示す向きをそのまま延ばすと、夜空でいちばん明るい星シリウスのあるおおいぬ座に届きます(Learn Bright)。

春はしし座の頭、逆さの疑問符のような形が目印です。最も明るい星レグルスは、街の明かりの中でも見つけやすいとされています。見ごろは春分を過ぎた4〜5月です。もう1つの目印は、赤みを帯びたうしかい座のアークトゥルスで、夜空で3番目に明るい星です。アークトゥルスとおとめ座の最も明るい星スピカは一直線に並ぶので、アークトゥルスを見つけたら、その並びを延ばしてスピカを探します(ユタ州立大学、StarDate)。

夏は3つの明るい星が作る大きな三角形、夏の大三角が目印です。こと座のベガ・わし座のアルタイル・はくちょう座のデネブの3つで、はくちょう座は北十字と呼ばれる十字の形もしています。そこから南へ目を落とすと、赤い星アンタレスが目印になる、長く連なったさそり座が見えてきます(ユタ州立大学)。

秋は頭の真上近くに四角く並ぶ4つの星、秋の四辺形が目印です。この四辺形に近いペガスス座から始め、四角の角の星をたどるとアンドロメダ座に着きます。北の方角には、アルファベットのMに似た形のカシオペヤ座があります。アンドロメダ姫の足元にあたる位置にはペルセウス座が見つかります(リコットの夕焼け天文部)。

どの季節も、まず目印の星を1つ見つけてから隣へ進む順番がコツです。星座線をすべて覚えてから空を見上げると、暗い星まで追ってしまい時間がかかります。

この節に出てくる図鑑の項目

出典