身長は、BMIの計算にも使う体格の基本の寸法で、1日の中でも少し変わる数字
写真: RG72 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)表すもの
身長は、床から頭のてっぺんまでの高さで、体格の基本の寸法です。BMIや標準体重の計算に使い(e-ヘルスネット)、体組成計の多くは登録した身長を、電気抵抗・体重・年齢・性別と合わせて体組成の推定に使います(オムロン ヘルスケア)。登録した身長がずれていると、BMIも体組成の値もずれます。
目安
大人の身長そのものに健康上の目安はなく、20歳ころの身長と比べた低下の幅が目安になります。2cm未満の低下は加齢による変化で、それより大きく低下しているときは、筋力や運動機能の低下が考えられます(骨粗鬆症財団)。加齢とともに椎間板の水分が減って背は縮みますが、骨粗鬆症による背骨の骨折や変形でも身長は低くなります(骨粗鬆症財団)。
測り方
身長は起きてから縮み、成人34人を約7時間あけて2回測った研究では平均約7mm低くなりました(Floydら、2017年)。毎回同じ時間帯に、靴を脱ぎ、かかとをそろえて、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけ、耳の穴と目の下の縁を結ぶ線を床と平行にして測ります(米国CDC NHANES)。背すじを伸ばすかどうかで平均4〜8mm、最大で約3cm違います(産業技術総合研究所)。
注意点
20歳ころより4cm以上低くなっている人は、骨粗鬆症やロコモティブシンドロームの可能性が高く、医療機関の受診が勧められています(骨粗鬆症財団)。4cm以上の低下では、背骨を骨折している可能性が、低下していない人の約2.8倍とされます(骨粗鬆症財団)。4cm以上の身長の低下は、握力・膝まわりの筋力・バランス・歩く速さの低下とも関係します(骨粗鬆症財団)。
出典
- 公的機関 厚生労働省 e-ヘルスネット(山岸良匡)(2024) BMI
- 資料 オムロン ヘルスケア(体組成計のメーカー・販売者の利害あり) 体重体組成計 カラダスキャン HBF-359 取扱説明書・別冊 活用ハンドブック
- 公的機関 厚生労働省 e-ヘルスネット(三好美紀)(2019) 肥満と健康
- 公的機関 骨粗鬆症財団(藤田博曉・埼玉医科大学)(2020) 骨粗鬆症情報紙カノープス Vol.17「身長の低下は骨粗鬆症と運動機能低下の指標」
- 論文・英語 Floyd B ほか(2017) Factors influencing diurnal variation in height among adults
- 公的機関・英語 米国疾病予防管理センター(CDC)国立健康統計センター(2021) NHANES 2021 Anthropometry Procedures Manual
- 公的機関 産業技術総合研究所(河内まき子)(2005) AIST人体寸法データベース1991-92 解説書
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