コニシキソウ
夏に出る草
触れたときの扱い: 樹液・毛・汁に注意(触れたら洗う) / 見ごろ: 夏(7〜8月)
地面に平たく伏せ、葉の中央に暗い斑があります。茎を切ると白い乳液がにじむので、決め手は姿と斑と乳液の三つです。
ここだけ見る(決め手)
三つで決まります。第一に張り付いて放射状に広がる姿で、茎は立ち上がりません。第二に向かい合う葉の中央にある暗紫色の斑で、葉の長さは1cmほどです。第三に、切ると出る白い乳液です。トウダイグサ科(Euphorbia maculata、YList)の北アメリカ原産で、街では舗装のすき間に入り込みます。
いつ、どこに出るか
7月から10月、歩道のすき間、駐車場の砂利、花壇のへりなど、踏まれて土が固く締まった場所に出ます。この点はオオバコと同じで、人の通り道ほど濃く出ます。夏の暑さと乾きに強く、ほかの草が枯れ込む真夏でも平たいまま緑を保ちます。芽生えは6月ごろに始まり、1か月ほどで直径20cmほどの円い株になります。
よく似た草との違い
在来のニシキソウは暗い斑がなく、茎が赤みを帯びます。オオニシキソウは高さ20cmから40cmまで立ち上がり、葉も大きく、地面に伏せません。どれも切れば同じ白い乳液を出すので、乳液だけでは分かれません。分けるのは葉の斑と、伏せるか立つかの2点です。カタバミは小葉が3枚のハート形で、乳液を出しません。
触れたらどうなるか
見るのは、茎や葉を切ったときに出る白い乳液です。トウダイグサ科の乳液は皮膚を刺激することが知られ、付いたままこすると赤くなります。目に入ると強い痛みと充血を起こすため、乳液の付いた指で目に触れません。触れたら石けんで洗います。目に入ったときの手当ては、汁が目に入ったときにまとめてあります。
増え方
種でふえる一年草です。実は三つの部屋に分かれ、熟すとはじけて種を近くへ飛ばします。種は濡れると表面が粘り、靴底やタイヤに付いて運ばれるため、人の通り道に沿って点々と広がります。同じすき間に出るメヒシバより背が低く、刈り取りの刃が当たりません。抜いた跡の裸地には、次の芽がすぐ出ます。