ナツメグ

スパイス・ハーブ

ナツメグは、甘く温かみのある香りで肉料理の臭み消しに使われてきたスパイスです。ニクズクという木の種子を粉にして作ります。

どんな味?

ニクズクという木の種子の中身を粉にしたスパイスで、甘く温かみのある香りが特徴です。古くから肉料理の臭み消しとして使われてきました。ホール(丸ごとの実)を使う場合は、すりおろして使うとパウダーより香りが強く長持ちするとされています。同じ木の種子を覆う仮種皮から作るメースというスパイスもあり、香りは似ていますがより繊細とされています。

使い方

ひき肉料理に加えると臭みが和らぎ、風味に深みが出ます。ハンバーグやミートローフ、じゃがいもを使ったグラタンやクリームソースにもよく合います。一度に大量に使うと刺激が強く出るため、少量にとどめるのが基本です。パウダーは加熱の早い段階で加えても香りが飛びにくく、下味にも仕上げにも使いやすいスパイスです。ホールは硬いため、専用のすりおろし器を使うと安全に扱えます。

合わせ方

牛乳や生クリームを使った料理と特に相性がよく、ベシャメルソースやかぼちゃのスープにひとふりすると香りが引き立ちます。シナモンやクローブなど甘い系統の香辛料と合わせて焼き菓子にも使われます。じゃがいもや白菜など、味の穏やかな野菜の煮込みにも隠し味として使われることがあります。肉料理だけでなく、卵料理にひとふりする使い方も知られています。

保存

粉末は香りが飛びやすいスパイスです。密閉容器に入れて冷暗所で保存し、可能であればホールで買ってすりおろして使うほうが香りが長持ちします。ホールのまま保存すれば、数年単位で香りを保てるとされています。