ヤマガラ
公園と林
いつ日本にいるか: 一年中いる(留鳥)
腹と脇の橙色が、他のカラ類と分けます。頭は白と黒に塗り分けられ、暗い林の中でも腹の暖かい色が浮かび上がります。
まずここを見る
腹の色で決まります。胸から腹、脇までが赤みのある橙色で、身近なカラ類でこの色を持つのはこの鳥だけです。頭は額から頬にかけてが白く、頭の上と喉が黒いという塗り分けで、後頭にも白い部分が残ります。背は青灰色で、翼にも同じ灰色が広がります。硬い種子を足で押さえ、嘴で叩いて割る動きを見せることがあり、枝の上で乾いた音が続くならこの作業です。
大きさとかたち
シジュウカラとほとんど同じ大きさで、尾まで含めた全長は14cm前後です。同じ長さでも体つきはやや太く、頭が大きく見えます。嘴は短くて太く、種子を割る力がかかる形をしています。脚も太く、幹や枝に垂直にとまって体を支えます。飛ぶ距離は短く、木から木へ直線的に移り、地面に降りることは多くありません。
いつ・どこで会えるか
住みついた場所から動かず、常緑広葉樹の混じる林を好みます。神社と寺の境内や社寺林、里山の雑木林は通年の生活の場です。全国鳥類繁殖分布調査 2021 では、記録された個体数の合計が4,737羽から6,694羽へ増えており、樹林で暮らす種が増えている例として挙げられます。街なかでも古い木の残る緑地には現れますが、若い街路樹だけの場所では出会いにくくなります。秋冬は混群に加わって動きます。
こえ
「ニーニー」と鼻にかかった濁った声が特徴で、カラ類のなかでは低く聞こえます。この濁りは他の身近な小鳥に少なく、声だけで見当をつけられる数少ない鳥です。さえずりは「ツーツーピー」と三音を区切ってくり返し、シジュウカラの速い節に比べると一音ずつが長く、間が空きます。聞き分けの基準はシジュウカラのツツピーと並べると分かりやすく、間の取り方が違います。
そっくりな鳥との違い
シジュウカラとの違いは腹です。シジュウカラは白い腹に黒い帯が縦に走り、ヤマガラは橙色の腹に帯がありません。頭も違い、シジュウカラは頬だけが白く抜けるのに対し、ヤマガラは額から顔の下側まで広く白い面になります。背の色も、シジュウカラは黄緑がかり、ヤマガラは青灰色です。逆光で色が飛んだときは、腹の中心に縦線があるかどうかを見ます。