ホトトギス
公園と林
いつ日本にいるか: 夏に来る(夏鳥)
腹の黒い横縞と灰色の頭で決まります。ハトほどの大きさでずっと細く、飛ぶ姿はタカに似ますが、羽ばたきが浅くて速いところが違います。
まずここを見る
見上げたときに白い腹へ黒い横縞が並ぶなら、カッコウの仲間です。頭から背は一様な灰色で、その灰色が胸の上まで下りてくるので境目は胸にあります。目のまわりには黄色いアイリングがあり、脚も黄色です。尾は長く、とまると体の後ろへ垂れます。枝の中ほどに横向きにとまってあまり動かないため、姿より先に声で気づくのがふつうです。雌雄はほぼ同じ姿で、見た目から雌雄を分けるのは難しい鳥です。
大きさとかたち
全長は約28cmで、キジバト(約33cm)より小ぶりですが、尾が長いぶん数字ほど小さくは見えません。翼は先がとがり、飛ぶとハヤブサ類に似た輪郭になります。尾は全長の三分の一を超え、先には白い斑点が並びます。とまったときに翼を下げ、尾を上げ気味にする姿勢がこの仲間に共通します。全長は伸ばして測る値なので、尾の長い鳥ほど大きく出ます。下面をよぎる横縞は、飛んでいる姿を下から見たときにもっともよく見えます。
いつ・どこで会えるか
5月中旬ごろに渡来し、8月ごろまでいる夏鳥です。林のふちとやぶや河川敷の草地など、ウグイスのいる場所と重なります。自分では巣を作らずウグイスの巣に卵を預ける托卵をするためで、1970年代に560地点だった記録は2016〜2021年の全国鳥類繁殖分布調査で815地点に増え、藪の広がりとともに分布を広げたと述べられています。
こえ
昼も夜も鳴き、夜間に飛びながら声を出すところがこの鳥の目印になっています。声そのものと聞きなしはホトトギスの特許許可局にまとめました。姿を探すなら、声が動いているかどうかを先に聞きます。とまって鳴いていれば同じ方向から続けて届き、飛びながらなら声の位置が横へずれます。鳴きながら林の上を横切る場面が、いちばん見やすい機会です。
そっくりな鳥との違い
同じ仲間のツツドリ(約32cm)とカッコウ(約35cm)が相手で、どちらもキジバトに近い大きさです。大きさは比べる相手がいないと当てになりません。手がかりは腹の横縞の太さと間隔で、この鳥は太めで粗く、カッコウは細く密に並びます。ツツドリはその中間で、姿だけで分ける難しさがいちばん高い相手です。飛び去った影しか見ていないなら「カッコウの仲間」で止め、種を決めずに記録します。