ガビチョウ

公園と林

いつ日本にいるか: 一年中いる(留鳥)

目の後ろへ、白い線が長く伸びます。体は茶色一色で、藪の中から大きな声が長く続くときは、この外来の鳥がいる場面です。

まずここを見る

白いのは眉斑ではなく、目を囲む白い輪から後ろへ細く伸びる線です。ここがこの鳥だけの形になります。体は頭から尾までむらの少ない黄褐色で、目立つ斑や帯を持ちません。嘴はやや太く淡い色で、脚も淡色です。藪の地面近くを跳ねて動き、高い枝へは上がらないので、探すのは足元の高さになります。姿が見えないまま大きな声だけが続く場面が多く、声の主として先に知られます。

大きさとかたち

全長は約24cmで、ムクドリと同じくらい、ヒヨドリ(約27cm)よりやや小さい体です。尾が長く、胴と尾がほぼ同じ長さに見えるため、実際より大きく感じます。翼は短くて丸く、長く飛ばずに藪から藪へ移る動きになります。脚は太くて丈夫で、落ち葉を足でかき分けながら地面を進むため、藪の下からがさがさと音が立ちます。藪の中では体の一部しか見えないので、大きさより顔の線で決めるほうが確かです。

いつ・どこで会えるか

一年中同じ場所にいる留鳥で、2005年に施行された外来生物法にもとづく特定外来生物です。記録された調査地点の数は1970年代の15から211へ変わり、増加率1,306.7%として全国鳥類繁殖分布調査に載りました。積雪の少ない地域を中心に広がり、市街地に接する斜面林や公園の下ばえ、林のふちとやぶで定着しています。

こえ

長く続く大きなさえずりが特徴で、高い音と低い音を混ぜながら数十秒も止まりません。他の鳥の節をまねるため、聞き覚えのある声が混じって混乱のもとになります。同じ節を二、三度くり返してから次へ移る流れがつかめると、この鳥だと見当がつきます。縄張りを構えた雄が春から初夏にとくによく鳴き、声の大きさのわりに姿が見えないときに疑う相手です。

そっくりな鳥との違い

同じく外来のソウシチョウは約15cmと小さく、嘴が赤く、喉が黄色く、翼に赤と黄の斑が入るので、色で分かれます。カオジロガビチョウは白いのが眉の線ではなく顔の全体で、目の後ろへ伸びる線を持ちません。ソウシチョウは笹の茂みを好み、数羽の群れで動くところも違います。在来種ではヒヨドリが大きさで近いものの、灰色みが強く、頬に褐色の斑があり、高い枝から枝へよく飛ぶ点が違います。