ルリビタキ

公園と林

いつ日本にいるか: 季節で移動する(漂鳥)

脇の橙色が、雌雄に共通する決め手です。青い体は雄の成鳥だけなので、青くないからといって別の種とは限りません。

まずここを見る

わき腹に沿って縦に走る橙色が、雌雄をとおしての共通点です。雄の成鳥は上面が青く、尾も青いので迷いませんが、雌と若い雄はオリーブ褐色で、青いのは尾だけです。雄が青くなるまでには年をまたいで換羽をくり返すため、冬の公園で会う個体の多くは褐色の姿になります。喉から腹の中央は白く、低い枝から地面へ降りては戻る動きをくり返します。

大きさとかたち

全長は約14cmで、スズメよりやや小さく、ジョウビタキとほぼ同じ大きさです。頭が丸く、脚が長めで、体を立ててとまる姿勢がヒタキの仲間らしいところです。尾は体のわりに長く、とまった直後に一度だけ下へ振るしぐさが出ます。この尾には青みが含まれるので、振り下ろした一瞬に色が出ます。翼は短くて飛ぶ距離も数mから十数mと短いため、追うより次にとまる枝を待つほうが見えます。

いつ・どこで会えるか

漂鳥で、夏は亜高山帯の針葉樹林で繁殖し、冬に低い山から平地へ下ります。11月から3月にかけて公園の低木や社寺の暗い林床に入り、一羽ずつ離れて冬の縄張りを持つため、同じ場所で何度も同じ個体に会えます。この縄張りは褐色の個体も構えるので、青い姿だけを探すと会う機会を取り逃がします。林のふちとやぶのように日陰の多い場所が、冬に探す先になります。春には山へ戻ります。

こえ

冬によく聞くのは「ヒッ ヒッ」という細い地鳴きで、「カッ カッ」という硬い音を混ぜるところがジョウビタキと重なります。二つの音の間が空き、続けざまには鳴かないのがこちらの調子です。さえずりは繁殖地の針葉樹林で聞かれ、「ヒョロヒョロリ」と細く下がる節をくり返します。平地で耳にするのはほぼ地鳴きだけです。声のした低い枝をそのまま目で追うと、体を立ててとまる姿が見つかることがあります。

そっくりな鳥との違い

ジョウビタキの雌がいちばんの相手で、見るのは尾と翼です。ジョウビタキの尾は橙色、この鳥の尾は青みを帯びた暗色で、飛び立つ一瞬に差が出ます。翼にはジョウビタキだけに白い斑があり、とまっていても確かめられます。脇の橙色はこちらの持ち物ですが、暗い林床では色が沈んで見えないので、その日はジョウビタキの雌とルリビタキの雌の手順で確かめます。