メジロ
公園と林
いつ日本にいるか: 一年中いる(留鳥)
白い眼輪が、遠目にも点として見えます。黄緑の体に白い輪という組み合わせは、庭木や公園の花に来る鳥の中で他にありません。
まずここを見る
目のまわりの白い輪を探します。アイリングと呼ぶこの白い縁は目を一周し、低い倍率の双眼鏡でも白い点として見えます。体の上面は黄緑色、喉は黄色みが強く、脇は淡い褐色です。花に来ると枝にぶら下がったまま花に嘴を差し入れ、舌の先で蜜をなめます。動きが速く一か所にとどまらないので、花のかたまりを見て、揺れる枝を追います。
大きさとかたち
スズメと並べると二回りほど小さく、身近な鳥ではもっとも小さい部類に入ります。全長は12cm前後で、これも尾の先まで含んだ長さです。嘴は細くわずかに下へ曲がり、花の奥へ届く形をしています。尾は短く、体は丸みを帯びて見えます。木の中で小さな黄緑の影がいくつも動くなら、まずこの鳥を疑います。冬は数羽から十数羽で一本の木に集まります。
いつ・どこで会えるか
国内にとどまる鳥ですが、冬に暖かい地方へ移る個体もいます。会いやすいのは花の咲く時期で、冬から早春の梅や椿、春の桜には蜜を求めて集まります。花の季節を外すと木の葉の中で虫や果実を探すため、見つけにくくなります。神社と寺の境内や庭木のある住宅地、里山の雑木林のふちなど、常緑の木が混じる場所で通年見られます。花の下で待つより、声のする木を選ぶほうが早く見つかります。
こえ
地鳴きは「チー」と細く高い一声で、群れで動くあいだ絶えず交わされます。この細い声は木の高いところから降ってくるので、上を向いて音の出どころを探します。繁殖期のさえずりは高い音を早口でつなぐ長い節で、途中に低い音が混じります。聞きなしはメジロの長兵衛忠兵衛にまとめました。花に集まっているときは声が重なり、一羽ずつの区別はつきません。
そっくりな鳥との違い
ウグイスとの取り違えが多い組み合わせです。ウグイスは全体が褐色を帯びた緑褐色で、白い眼輪を持たず、代わりに眉斑が淡く入ります。体もひとまわり大きく、尾が長めです。動きも違い、メジロが花や枝先を群れで動き回るのに対し、ウグイスはやぶの中を単独で移動し、姿を見せる時間が短くなります。決め手の順序はメジロとウグイスに置きました。