コゲラ
公園と林
いつ日本にいるか: 一年中いる(留鳥)
背の白黒の横縞と、小ささで決まります。日本のキツツキのなかでいちばん小さく、街の街路樹でも幹を回りながら登っていきます。
まずここを見る
幹にとまって体が縦になっている小鳥を見つけたら、背を確かめます。背から翼にかけて白と黒の細かい横縞が並び、遠目には灰色がかった縞に見えます。腹は汚れた白で、胸に薄い縦斑が入ります。尾羽を幹に押しつけて体を支え、回り込むように少しずつ登ります。枯れ枝を嘴で叩いて中の虫を探す音が続くこともあります。雄は後頭に赤い小さな斑がありますが、野外ではほとんど見えません。
大きさとかたち
キツツキの仲間としては小さく、尾まで含めた全長は15cm前後にとどまります。スズメとほぼ同じ大きさで、キツツキと聞いて思い浮かべる大きさよりかなり小さい鳥です。嘴は短く真っ直ぐで、頭を打ちつける動きに耐える形をしています。尾羽は軸が硬く、幹に当てて脚と三点で体を支えます。翼は短く丸く、飛ぶと上下に波を描く飛び方になり、次の幹へ短く移ります。
いつ・どこで会えるか
季節による移動がなく、木がまとまってあれば街なかでも生活します。街路樹の並木道や公園の高木、里山の雑木林まで幅広く、緑地の面積が小さくても残ります。秋から冬は混群に加わり、カラ類の群れの後ろについて動くので、群れが通る数分に姿を見せます。営巣は枯れ木や枯れ枝に穴を掘る形で、朽ちた幹が残る場所が必要になります。葉の落ちた冬は幹が見通せて、探しやすくなります。
こえ
「ギー」と濁った短い声が、幹の間から届きます。小鳥の声というより、木がきしむような音に近く、慣れるまでは鳥の声と結びつきません。この声の聞きなしと使われ方はコゲラのギーにまとめました。春先には嘴で幹を細かく叩いて音を出す行動があり、これは声ではなく音そのもので縄張りを示す動きです。乾いた枝や金属を選ぶため、響く場所では遠くまで届きます。
そっくりな鳥との違い
アオゲラは全長29cmほどで背が緑色なので、大きさと色で分かれます。アカゲラは全長24cmほどで、背の中央に大きな白い斑が八の字に並び、下腹が赤く染まります。オオアカゲラはさらに大きく、胸から腹に縦斑が入ります。コゲラは背が細かい横縞で、まとまった白い斑がない点が違いです。迷ったら背の白が細い縞か、まとまった面かを見ます。