攻略 | オトモマッスル

腕の内側などで試す手順と、様子を見る期間。

新しい化粧品を顔に広く使う前に、二の腕の内側や肘の内側など、皮膚が薄くふだん人目につきにくい部分で先に試します。使いたい化粧品を10円玉ほどの大きさで塗り、洗い流さずに24時間から48時間ほど置きます。塗って1時間後にピリピリ感が無いかを先に確かめ、問題が無ければそのまま時間を置いて変化を見る流れもあります(形成外科医の北條元治)。二の腕を出しにくいときは、耳の裏で代わりに試せます。

見ている間は、テストした部分を強くこすったり、日光に長く当てたりしないようにします。赤み・かゆみ・腫れ・水ぶくれが出ないかを、時間を追って確かめます。毎日の入浴前に見ると、見る時刻がそろって変化を見落としにくくなります。48時間を過ぎても塗った部分が周りの肌と同じ色のままで、かゆみも出なければ、顔のあごのライン際や頬の一部など目立たない場所へ進みます。

先に腕で試すのは、化粧品の成分が肌に合うかどうかに人によって差があり、実際につけるまで分かりにくいためです。顔は皮膚が薄く反応が出やすい部位なので、状態の近い二の腕の内側で試しておくと、顔に広く使う前に肌への影響をある程度確かめられます。店頭のテスターを使えば、買う前に同じ確かめ方ができ、価格の高い化粧品を選ぶ場面で判断の材料になります(同)。

ただし、パッチテストで何も起きなくても、使い続けるうちに肌の状態が変わって反応が出ることがあり、絶対に安全とは言い切れません。メーカーが試作品をボランティアの背中などに貼って時間をかけて確かめた製品でも、ごくまれに肌に合わない人が出る可能性はゼロになりません。パッチテスト済みや低刺激性の項目にある表示が付いた製品でも、自分の肌で試す手順は省かずに行います。医療機関のパッチテストもアレルギー性のかぶれを調べる検査で、刺激性のかぶれには向きません。

顔にいきなり広い範囲で試したり、テストの時間を数分から数時間で切り上げたりすると、判定を誤りやすくなります。テスト中に赤みやかゆみを感じたら、その時点ですぐに洗い流し、使うのをやめます。症状が数日たっても引かないときは、自己判断で我慢せず皮膚科を受診してください。

出典

  1. 資料・英語 DermNet(皮膚科の情報サイト) Patch tests: Skin Contact Allergy Tests Explained
  2. 動画 北條元治(形成外科医。化粧品の開発を告知することがある) 化粧品でかぶれた経験のある方へ。ある方法を教えます。