成分図鑑 | オトモマッスル

成分図鑑・保湿成分

ヒアルロン酸

高い保水力を持つ成分で、肌にうるおいを与える定番の保湿成分です

ヒアルロン酸
写真: K.southwick / CC0(Wikimedia Commons)

成分の働き

体内にも存在する成分で、自重の何倍もの水分を抱え込む性質があり、肌の表面にとどまって水分を保つ働きをします。化粧品では主に肌の表面に水分の層を作り、乾燥による小じわを目立たなくする目的でも配合されます。分子の大きさによって肌への留まり方が異なり、複数のサイズを組み合わせて処方されることもあります。皮膚へ入りやすいのは低分子量のもので、高分子量のものは表面で水分を結びつけて保湿に働くとされます。

向く肌質

どの肌質にも使いやすく、特に乾燥が気になる肌に向いています。

使い方

化粧水や美容液、クリームなど幅広い剤形に配合され、乾燥が気になる季節や肌の状態に合わせて使われます。他の保湿成分と組み合わせて処方されることが多く、単体よりも重ねづけで水分保持を高める使い方が一般的です。外用ヒアルロン酸は分子が大きく、角層より奥へは届きにくいとされます。40人の女性で行われた試験では、ヒアルロン酸を含む美容液で水分量とふっくら感が高まったと報告されています。

注意点

まれに肌に合わず、赤みやかゆみが出ることがあります。そうした症状が続く場合は使用をやめ、皮膚科を受診してください。極端に乾燥した環境で使うと、周囲の水分まで引き寄せてしまう可能性があるとの指摘もあり、乳液やクリームなど油分を含むものと合わせて使うとよいとされています。

解説動画

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かずのすけ

の解説動画

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水を抱え込んで表面にとどまる保湿のしくみ

動画では、ヒアルロン酸が自分自身の何倍もの水分を抱え込み、水分を含むとゲル状にまとまる性質を持つ成分として紹介されています。この性質によって肌の表面に水分を含んだ膜のようなものができ、うるおいを保つ働きをすると説明されており、肌の内側にあるバリア機能そのものを底上げするというよりは、肌の表面にとどまって物理的にうるおいを与えるタイプの保湿成分として位置づけられています。

他の保湿成分との役割の重なり

動画では、ヒアルロン酸が持つ「水分を抱え込んで表面をおおう」という働きは、グリセリンなど他の保湿成分でも似たかたちで得られる場合があるという見方が示されています。そのため、ヒアルロン酸だけを特別なものとして扱うというよりは、いくつかの保湿成分を組み合わせた処方の中の一つとして使われることが多いとされています。

配合の濃さと使用感の関係

動画では、ヒアルロン酸を高い濃度で配合すると、とろみやべたつきが強く出やすくなる傾向があると説明されています。そのため、化粧品の処方では単体を高濃度で使うよりも、他の保湿成分と組み合わせながら適度な濃度で配合されることが多く、使用感と保湿のバランスを取る工夫がされているようです。

肌質による感じ方の違い

動画では、ヒアルロン酸のとろみやべたつきを感じやすい肌質もあるとして、乾燥が強い肌や刺激に敏感な肌の場合は、使用感や肌の様子を見ながら配合量や組み合わせを見直すとよいという考え方が紹介されています。使用感には個人差があるため、合わないと感じたときは無理に使い続けず、自分の肌に合った保湿成分や剤形を選ぶことがすすめられています。

出典: かずのすけ(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 論文・英語 PMC 掲載の系統的総説 Effects of hyaluronic acid on skin at the cellular level: a systematic review
  2. 論文・英語 PMC 掲載の総説 Recent Advances of Hyaluronan for Skin Delivery: From Structure to Fabrication Strategies and Applications

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