肌の科学図鑑 | オトモマッスル

コラーゲンやエラスチンが肌のハリと弾力を支える層です

真皮
写真: Don Bliss (artist) / Public domain(Wikimedia Commons)

しくみ

真皮は、指紋のもとになる突起をもつ乳頭層と、真皮の約8割を占める網状層に分かれると、英語の解説動画(CrashCourse)は説明しています。コラーゲンなどをつくる線維芽細胞は、乳頭層に多い系統と網状層に多い系統で働きが違うと、ヒトの皮膚の研究(Korosec ら 2019)は報告しています。真皮に届く傷は元と違う並びでコラーゲンがつくられ、跡が残りやすいと Amoeba Sisters は説明しています。

スキンケアとの関わり

加齢について、総説(Uitto 1986)は、線維芽細胞の増える力とコラーゲンの合成が落ち、弾性線維の網が乱れて、たるみや弾力の低下として現れると述べます。ヒアルロン酸も、総説(Chylińska ら 2025)によると体内の量の半分以上が皮膚にあり、加齢でつくる量が減り、水を抱える力が落ちます。一方、塗った成分がこの層にどこまで届くかは成分ごとに異なり、一律には言えません。

ヒアルロン酸
ヒアルロン酸写真: K.southwick / CC0

解説動画

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肌構造について【美肌・コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸・ターンオーバーを分かりやすく解説】

肌は表皮・真皮・皮下組織の3層でできている

動画では、肌の断面を表皮・真皮・皮下組織という3つの層に分けて説明しています。表皮は肌の一番外側にある薄い層、真皮はその内側にあって肌の組織の大部分を占める層、皮下組織はさらに奥にある層とされています。真皮は「肌本体」とも言えるほど厚みのある層で、肌の土台としての役割を担っている、という位置づけで紹介されています。

真皮を満たすコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸

動画によると、真皮の大部分は線維状のたんぱく質であるコラーゲンが占めており、そのコラーゲン同士を結びつける役割をエラスチンが担っているとされています。さらにその間を、水分を抱えたヒアルロン酸などの物質がクッションのように満たしていると説明されており、これらが組み合わさることで肌の形や弾力が保たれる、という捉え方が紹介されています。

これらをつくり出す線維芽細胞

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった真皮の成分は、線維芽細胞と呼ばれる細胞によってつくり出されていると動画では説明されています。真皮の構造を内側から支える細胞として位置づけられており、真皮のしくみを理解するうえでの基本的な用語として紹介されています。

真皮を通る血管や皮脂腺・汗腺

真皮には血管やリンパ管のほか、皮脂腺や汗腺といった付属器も通っていると動画では説明されています。これらは肌に栄養を届けたり老廃物を運び出したりする働きに関わっているとされ、真皮がコラーゲンなどで肌を支える構造であると同時に、こうした付属器の通り道でもあることが紹介されています。

出典: バレットジャーナル大学(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 動画・英語 CrashCourse The Integumentary System, Part 1 - Skin Deep: Crash Course Anatomy & Physiology #6
  2. 動画・英語 Amoeba Sisters Integumentary System
  3. 論文・英語 Korosec A, Frech S, Gesslbauer B, Vierhapper M, Radtke C, Petzelbauer P, Lichtenberger BM(2019) Lineage Identity and Location within the Dermis Determine the Function of Papillary and Reticular Fibroblasts in Human Skin
  4. 論文・英語 Uitto J(1986) Connective tissue biochemistry of the aging dermis: age-related alterations in collagen and elastin
  5. 論文・英語 Chylińska N, Maciejczyk M(2025) Hyaluronic Acid and Skin: Its Role in Aging and Wound-Healing Processes

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