表示の読み方図鑑 | オトモマッスル

国際的に共通化された化粧品成分の呼び方

意味

INCIとは、化粧品成分の名前を国際的にそろえる命名法です。米国の化粧品業界団体PCPCの国際命名法委員会が名前を付け、多くの国の成分表示で使われています。日本の表示名称は、日本化粧品工業連合会の2002年のガイドラインで、INCI名を翻訳(化学名でなければ音訳)して作るのが原則とされています。表示名称の作成を申し込めるのは、INCI名がある(取得手続き中を含む)原料だけです。

読み方のポイント

パッケージの「グリセリン」「BG」「ヒアルロン酸Na」は、INCI名をもとにした表示名称で、BGはButylene Glycolの略号、Naは元素記号です。海外の化粧品ではINCI名がそのまま表示されることが多く、国内表示と見比べる手がかりになります。ただし同じINCI名でも中身が同じとは限らず、Lab Muffin Beauty Scienceはジメチコンの鎖の長さで性質が変わる例を挙げています。

解説動画

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化粧品成分名称・成分について

なぜ成分名をひとつに揃えるのか

同じ成分でも、メーカーや国によって呼び方がばらばらだと、表示を見比べたり内容を確認したりしにくくなります。動画では、この混乱を防ぐために化粧品業界が成分名をひとつの体系にまとめる仕組みをつくってきた経緯が説明されています。

INCI名を定めている団体と登録の流れ

動画によると、INCI名はアメリカの化粧品工業会にあたる団体が策定した、国際的に共通して使われる表示名称です。新しい成分に名前を付ける際は、まずCASナンバーと呼ばれる化学物質の識別番号を取得したうえでこの団体に申請し、審査を経て登録される、という流れが紹介されています。申請から登録まで数か月からおよそ1年程度かかることもあると説明されています。

日本の表示名称とINCI名の関係

日本では、日本化粧品工業連合会が定める成分表示名称リストに載っている名前がパッケージ表示に使われます。動画では、この日本語の名称はINCI名を参照しながら日本独自の言い回しとして登録される仕組みだと説明されており、2001年に始まった全成分表示制度とあわせてこの仕組みが広まったとされています。

名前があることと安全性の確認は別の話

動画では、成分に正式な名称が付けられていることと、その成分の安全性が確認されていることは別の話だと注意が添えられています。また、同じ成分でも化粧品として使う場合と医薬部外品の有効成分として使う場合とで、表示名称の書き方が変わる例(アスコルビルグルコシドなど)が紹介されています。

出典: UV対策の”極”チャンネル(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 資料 日本化粧品工業連合会(現・日本化粧品工業会)(2002) 日本化粧品工業連合会表示名称作成ガイドライン(平成14年2月27日)
  2. 資料 日本化粧品工業会 よくある質問(成分表示名称)
  3. 資料・英語 Personal Care Products Council (PCPC) INCI
  4. 動画・英語 Lab Muffin Beauty Science How to REALLY read an ingredient list (feat. cosmetic chemists)

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