水出し緑茶

茶を淹れる

水出し緑茶は、常温以下の水にゆっくり浸けて、渋みを抑え甘みを引き出す淹れ方です。

使いどころ

煎茶などの緑茶を、常温より低い水にゆっくり浸けて、渋み成分より先に甘み成分を引き出す淹れ方です。苦みや渋みが少なくすっきりした甘さの茶になるため、暑い時期にまとめて作っておく飲み方として使われます。熱いお茶と同じ茶葉でも、水出しにすると印象がかなり変わります。コーヒーの水出しと同じ理屈で、苦み成分より旨み成分の方が低温でも溶け出しやすいという緑茶特有の性質が関係しています。

淹れ方

茶葉をボトルや急須に入れ、水またはぬるま湯を注いで冷蔵庫で30分〜1時間ほど置きます。茶葉の量は熱いお茶よりやや多めにすると、水出しでも味がぼやけません。時間をかけるほど旨みが増しますが、置きすぎると香りが単調になっていきます。注ぐ水は浄水した水道水が、ミネラルウォーターや純水より甘みが出やすいと報告されています。飲む前に茶葉を取り除き、お茶パックに入れておくと取り出しやすくなります。

コツ・注意

常温に長く置いたままにすると、水出しでも徐々に渋みが出てきます。冷蔵庫で管理し、作った日のうちに飲み切るのが目安です。狙いの濃さになったら茶葉を引き上げるようにすると、雑味が出にくくなります。夏場は氷を先にボトルへ入れておくと、より低い温度を保てます。急須で作る場合は、通常の熱いお茶の1.5倍ほどの茶葉量が目安です。茶葉の種類によって、甘みの出方にも差があります。

出典

  1. 論文・英語 Ye Y, Ji L, Yang Y(2026) Effects of different types of water on the sensory and physicochemical properties of cold-brewed green tea