オオキンケイギク

よく見る外来の草

触れたときの扱い: 自分で処理しない / 見ごろ: 初夏(6〜7月)

初夏の法面を黄色く染める、特定外来生物です。舌状花の先が四つから五つに不規則に裂けるのが目印で、生きたまま運ぶことが法律で禁じられています。

ここだけ見る(決め手)

黄色い舌状花の先が不規則に4から5つに裂けることが決め手です。花は直径5から7cmほどで、中心の筒状花まで同じ黄色に見えます。葉は細長いへら形で厚く硬く、両面に短い毛があり、茎の下のほうに集まって付きます。株が寄り集まって河川敷や道路の法面に帯をつくる咲き方も、遠目からの手がかりです。

いつ、どこに出るか

花は5月から7月で、初夏に一斉に開きます。出る場所は河川敷、堤防、道路の法面、造成地の斜面で、斜面の緑化に使われたことがあるため、道路沿いに長く続く帯として残っています。環境省の生態系被害防止外来種リストでは緊急対策外来種に挙げられています(2015.3.26版、学名 Coreopsis lanceolata)。

よく似た草との違い

黄色い頭花の外来種どうしで紛れます。キバナコスモスは葉が細く羽状に裂け、夏から秋に咲きます。ハルシャギクは舌状花の内側に赤褐色の輪が入ります。オオハンゴンソウは花の中心が緑色に盛り上がり、背が高くなります。この草は厚く細長い葉と、先が4から5裂する舌状花で分かれ、咲く季節も初夏に寄ります。

触れたらどうなるか

葉や花に触れて肌が荒れたという報告は見当たりませんが、扱いは自分で処理しないとしています。理由は刺激ではなく法にあり、外来生物法の特定外来生物として生きたまま抜いて運ぶことと、植えることが禁じられているためです。見るだけにとどめ、抜かず、持ち帰らず、その場に残します。決まりは特定外来生物の運搬にまとめました。

増え方

多年草で、株と種子の両方でふえます。根元から短い地下の茎を出して株を太らせ、同じ場所で年ごとに面積を広げます。種子は平たく縁に翼があり、刈った草に混じって運ばれると新しい斜面で芽を出します。緑化用の種子に混じって広がった経緯もあり、刈った草をよそへ動かすこと自体が分布を広げます。始末は刈った草と剪定枝の始末にあります。