攻略 | オトモネイチャー

風向き・水はけ・動線を見て、テントと火の位置を決める。

着いたらすぐにテントを張らず、まずサイトの境界を歩いて確かめます。米国国立公園局(NPS)は、テント・調理・食事の3つの場所をそれぞれ十分に離して決めるよう勧めています。歩きながら頭上に枯れ枝が無いか見上げて確かめ、倒れそうな枯れ木の下や、雷雨のときに危ない平原の真ん中・崖の縁になる場所も、この段階で外しておきます(同)。

テントの位置は、水はけで決まります。広くて平らな場所を選び、低いくぼ地は雨が降ると非常に濡れるため避けます(NPS)。米国土地管理局(BLM)は、寝袋マットを敷いて実際に横になり、石や松葉が当たらないかを確かめる方法を挙げています。わずかな傾きが残る地面なら、寝るときに頭が坂の上側になるようテントの向きを決めると、雨水が足側に流れても寝床までは浸りにくくなります(NPS)。

風は、自然の目印を使って読みます。BLMは、岩の張り出しや背の高い木が、日陰と風よけの両方を兼ねる目印になると説明しています。開けた野原や風の通り道になりやすい場所を避け、こうした目印の陰にテントを置くと、ドームテントのような設営も安定します。グランドシートを敷くときは、余った端を下に折り込んでおくと、水を受けずに弾きます(NPS)。グランドシートが無ければ防水のタープで代用できますが、この折り込みだけは欠かせません。

ドームテント写真: サフィル / CC BY-SA 4.0
グランドシート写真: PattayaPatrol / CC BY-SA 4.0

火の位置は、近さと距離の両方を満たす場所を選びます。BLMは、焚き火を楽しめる近さと、煙でテントが燻されたり火の粉で火災の危険が生じたりしない距離を両立させるよう勧めています。米国の森林火災予防運動Smokey Bearは、焚き火台をテントや植物、低い枝から少なくとも15フィート(約4.6m)離し、頭上には炎の高さの3倍以上の空間を確保するよう呼びかけています。風が強い日や乾燥した日は、場所を選び直すのではなく焚き火そのものをやめる判断も示されています(同)。

焚き火台写真: Antonio Zugaldia from Washington, D.C., United States / CC BY 2.0

最後に、テント・調理・焚き火・食事の4点を結ぶ動線を歩いて確かめます。焚き火シートを敷く場所やテントの周りに落ちている小枝や石は、先に拾っておくと夜間に歩きやすくなります。この見極めは日没前の明るいうちに済ませ、暗くなってからの移動は日中に見ておいた場所だけにとどめます(NPS)。

焚き火シート写真: Rama / CC BY-SA 2.0 fr

出典

  1. 公的機関・英語 米国国立公園局(NPS)(2020) Finding and Setting Up a Campsite
  2. 公的機関・英語 米国土地管理局(BLM)(2021) Selecting the Best Tent Site
  3. 公的機関・英語 Ad Council・全米州森林長協会・米国農務省森林局(USDA Forest Service) Campfire Safety