コサギ

川と池と水辺

いつ日本にいるか: 一年中いる(留鳥)

黒い脚の先で、足指だけが黄色いサギです。この一点は季節でも年齢でも動かないので、嘴や大きさより先に足元を見ます。

まずここを見る

足元だけで決まります。脚は黒く、足指だけが濃い黄色で、浅い水の中なら透けて見えます。嘴は一年を通して黒く、目先が黄色みを帯びます。夏羽になると後頭から冠羽が2本、細い紐のように伸びます。白いサギで足指が黄色いのはこの種なので、大きさの見当がつかない距離でも、足元さえ見えれば片が付きます。水が濁って足が沈んでいるときは、そこで決めずに持ち越します。

大きさとかたち

嘴の先から尾の先までで約61cmと、白いサギでは小さい部類に入ります。ダイサギと並ぶと頭一つ以上の差がつき、一羽でいるときは首の細さと動きの速さが手がかりになります。首を縮めると胴がほぼ球に近い形になり、伸ばすと胴と同じくらいの長さが出ます。飛ぶときは羽ばたきが速く、大型のサギよりも慌ただしく見えます。着水の前に脚を下ろす動きも早めで、姿勢が崩れやすく見えます。

いつ・どこで会えるか

一年中いる鳥ですが、数が減っています。全国鳥類繁殖分布調査では、記録された地点が239から93へ、61.1%減、数えた総個体数も3,488羽から510羽へ落ち、小型の魚食性の鳥の減少として説明されています。会えるのは川の瀬と中州や用水路の浅い流れで、片脚を水中で細かく震わせ、隠れている魚を追い出す採食を見せます。他の白いサギではあまり見ない動きなので、遠くからでも目に留まります。

こえ

声より動きで見つける鳥です。飛び立つときやねぐらの近くで「ガァー」「グァ」と短く濁った声を出しますが、遠くまで届く声ではありません。数羽が同じ浅瀬に入ると、互いを追い払うときの続けざまの濁り声が起こり、そこだけがにぎやかになります。アオサギの一声より軽く、高さも少し上です。声を頼りに寄る歩き方は相手を飛ばして終わるので、立ち止まって水面を見渡すほうが長く見られます。

そっくりな鳥との違い

ダイサギとは足指の色で分かれ、コサギは黄色、ダイサギは黒です。嘴も、コサギは一年中黒、ダイサギは冬に黄色くなります。夏の田で見る橙色がかったアマサギは、嘴が黄色く、脚も足指も黒いので、色の抜けた個体でも嘴で離れます。足が水に隠れている距離では、嘴の色と首の細さの二つで持ちこたえるか、決めずに置きます。三種が同じ浅瀬に立つ場面なら、大きさの比較が効きます。