幻日

太陽のまわりに出るもの

探す位置: 太陽の側

太陽と同じ高さの左右に、明るく色づいた光の点が出ます。気象庁は幻日を内暈の左右にできる光点として説明していて、太陽に近い側が赤く見えます。

どう見えるか

太陽と同じ高さの左右に浮かぶ、明るく色づいた光の点です。気象庁は幻日を「内暈の左右にできる明るく色づいた光点」と説明しています。太陽に近い側が赤く、外へ向かって橙から白へ移り、明るいものは外側へ白い尾を引きます。気象庁『気象観測の手引き』は、かさ現象の仲間として幻日・幻月・光柱を挙げています。内暈がまだ見えない薄い空で、点だけが先に光ることもあります。

空のどこを探すか(太陽からの角度・太陽高度)

太陽と同じ高度を、水平に左右へたどります。太陽が地平線に近いときは左右22度前後で内暈に接し、太陽高度が上がるほど輪の外へ離れていきます。太陽高度がおよそ61度を上回ると光がプリズムを通り抜けられず、現れません。視線を左右へ振る間も太陽本体は直接見ないようにし、双眼鏡を太陽へ向けないことを守ります。

なぜそこに出るか

水平に浮いた板状の六角氷晶が、横から見た60度のプリズムになります。落下する板は空気の抵抗で面を水平に保ち、光は側面から入って一つ置いた側面へ抜けます。板がそろって水平なので光の出る向きが左右に限られ、輪ではなく点に集まります。気象庁『気象観測の手引き』は細氷について、一般には板状結晶が多く、直径は約30〜200マイクロメートルとしています。

似た現象との分け方

内暈の一部と迷ったら、位置と形を見ます。暈は太陽を囲む輪で明るさがほぼ一様に続きますが、幻日は太陽と同じ高度に切り離された点で、輪をなぞらずそこだけが強く光ります。映日も板状の氷晶からできますが、こちらは太陽の真下に映り、雲海を見下ろす場所からしか見えません。左右か真下かで分かれ、色がつかず白一色なら幻日環の一部にあたります。

出ているとき空に何があるか

巻層雲や巻積雲が太陽の高さに広がっているとき、あるいは細氷が舞っているときです。気象庁『気象観測の手引き』は細氷を、非常によく晴れた静穏の寒い日に起きやすく、気温がマイナス10℃未満に下がるとできるとし、顕著なかさ現象をしばしば見ることができると記しています。探す間は太陽本体を直接見ないようにします。