外暈

太陽のまわりに出るもの

探す位置: 太陽の側

内暈のさらに外側に、視半径46度の淡い輪が広がります。気象庁『気象観測の手引き』は、46度の半径をもつ円形のかさを外かさとし、ときどき観測されると記しています。

どう見えるか

視半径46度の、ぼんやりと幅の広い輪です。気象庁『気象観測の手引き』は「46度の半径をもつ円形のかさを、外かさといい、ときどき観測される」と記しています。内暈よりはるかに淡く、全周がそろうことはまれで、輪の一部だけが弧として残ります。色の並びは内暈と同じく太陽に近い側が赤ですが、光が広く散るぶん境目はにじみ、白い空との差は小さくなります。

空のどこを探すか(太陽からの角度・太陽高度)

腕を伸ばして握ったこぶしの幅がおよそ10度で、そこから数えておよそ4個半ぶん太陽から離れた位置です。内暈はこぶし2個ぶん強なので、二つの輪の間にはこぶし2個以上の空きができます。太陽高度が46度を上回ると、輪の下半分は地平線の下に入り、上側の弧だけが残ります。こぶしを当てる間も太陽本体は直接見ないようにし、双眼鏡を太陽へ向けないことも守ります。

なぜそこに出るか

六角柱の氷晶の、底面と側面を通る光路です。柱の端の面と横の面は90度の角をつくり、これを頂角90度のプリズムとして通った光が最小でおよそ46度曲がります。60度の光路にくらべて曲がりが大きく、通り抜けられる向きの幅が狭いため、条件のそろう粒の数が減ります。同じ90度の角を、水平にそろった板状の氷晶が使うと環天頂アークのほうになります。

似た現象との分け方

46度あたりの弧を見たら、まず上部ラテラルアークを疑います。この弧も同じ90度の光路からできますが、柱状の氷晶が長軸を水平にそろえたときに限って現れ、太陽高度によって形も位置も変わります。外暈は太陽を中心とした円なので、どこを測っても太陽から46度なら外暈、上側だけがふくらんで環天頂アークに寄り添うならラテラルアークです。内暈との差は、輪の大きさそのものです。

出ているとき空に何があるか

巻層雲や巻雲が空を薄くおおっているときです。氷晶の形と大きさがそろい、空気の澄んだ日に限られます。気象庁『気象観測の手引き』は巻雲を「繊維状をした繊細な、離ればなれの雲」とし、絹のような光沢を持っていると記しています。細氷の舞う内陸の寒い朝にも記録があります。輪をたどる間、太陽本体は直接見ないようにします。