内暈
太陽のまわりに出るもの
探す位置: 太陽の側
太陽から22度離れたところに、白い光の輪が立ちます。気象庁『気象観測の手引き』は、最も頻繁に現れるかさ現象として、半径22度の白い光輪を挙げています。
どう見えるか
太陽を中心にした、視半径22度の光の輪です。気象庁『気象観測の手引き』は、最も頻繁に現れるかさ現象を内かさとし、「半径22度の白色又はほとんど白色の光輪」と記しています。同じ手引きは、内側に薄い赤色の縁をもち、まれに外側に紫色の縁をもつこと、輪の内部の天空の部分は外部に比べると暗いことも挙げています。46度の外暈と対になる、内側の輪です。
空のどこを探すか(太陽からの角度・太陽高度)
太陽から22度離れた円周をたどります。腕をいっぱいに伸ばして手を開くと、親指の先と小指の先の間がおよそ20度なので、その少し外側が輪の位置になります。太陽高度は問わず、朝でも昼でも半径は変わりません。まぶしさに負けるので、建物の角や電柱で太陽を隠し、隠した縁の外を見ます。太陽本体を直接見ない、双眼鏡を太陽へ向けない。角度は角度計でも確かめられます。
なぜそこに出るか
六角柱の氷晶が、頂角60度のプリズムとしてはたらくためです。光は柱の側面から入り、一つ置いた側面から抜けます。この光路で曲がる角度には下限があり、最小でおよそ22度、そこに光が集まって輪の内縁が濃くなります。曲がる量は色ごとに違い、小さく曲がる赤が内側、大きく曲がる紫が外側に並びます。氷晶の向きがそろえば光は一方向へ集まって幻日のような点になり、ばらばらのままなら輪として閉じます。
似た現象との分け方
紛れる相手は光環です。気象庁『気象観測の手引き』は光冠を太陽又は月を中心とした比較的小さい直径の光の輪とし、半径は一般に5度より小さい、輪の内側は紫又は青で外側は赤としています。22度も離れて内縁が赤ければ暈の側です。幻日は輪ではなく太陽と同じ高さの点、上部タンジェントアークは上端に接する弓で、曲がり方が円のまま一定かで分かれます。
出ているとき空に何があるか
巻層雲が空をおおっているときです。気象庁『気象観測の手引き』は巻層雲を「薄い白っぽいベールのような層状の雲」とし、普通、日のかさ、月のかさ現象を生ずると記しています。同じ手引きは、温暖前線が南または西から近づくとき、雲は巻雲から巻層雲、高層雲、乱層雲と次第に低く厚くなるとも説明しています。そこから先を言い切る形は太陽に暈がかかると雨の側で扱います。雲を追う間も太陽は直接見ないようにします。