無洗米で炊く

はかる・洗う

動かすもの: 水の量

無洗米は洗わずに炊きますが、1合が約160gと精白米より重くなります。肌ヌカを工場で除いてあるためで、同じ1合でも米の量が多くなり、水も重さの比から決め直すことになります。

何が起きているか

無洗米は、精白米の表面に再付着した肌ヌカを工場であらかじめ除いてあります。ぬか層由来の粉が落ちた状態なので無洗米は洗わずに炊けるわけですが、同じ1合に米が多く入ります。水を足す理由は吸水の速さではなく、この重さの差にあります。洗う工程が無いぶん、量りと水加減だけが条件として残ります。

動かす数字

農林水産省の値では精白米1合が150g、無洗米1合が160gで、約10gの差があります。加水量を米の重さの1.3〜1.5倍で決めるなら13〜15mLぶん増える計算で、無洗米は水を多めにするの中身はこの一点です。合ではかるときは、どちらの1合かを先に決めておきます。炊飯器の無洗米目盛りは、この差を織り込んだものです。

台所での測り方

重さではかるで160gを確かめ、そこから比で水を出すと、目盛りの有無に関係なく同じ条件を作れます。水を注いだら軽くかき混ぜ、沈んだ粉を散らします。水は米の重さの何倍か(加水量の重量比)で残しておけば、精白米に戻したときも同じ物差しで比べられます。粉が残ると水面に浮いて見えるので、そこで判断できます。無洗米の目盛りがある機種なら、その値も一緒に記録します。

よくある失敗

精白米と同じ目盛りのまま炊いて芯が残ったになるのがよくある形です。逆に念のためと洗ってしまうと、量った重さの前提そのものが変わります。無洗米は水を多めにするを吸水の遅さとして説明する資料もありますが、製法どうしの優劣は権利者側の説明で、第三者による比較は確認できていません。肌ヌカを除いた事実と、優劣の主張は分けて読みます。