葉序
葉の見方
葉序は、枝の一節から葉が何枚出るかの呼び名です。互生・対生・輪生の三つに分かれ、林野庁関東森林管理局の「植物用語図解」も、この三つを図で並べています。
何を指す言葉か
葉序は、一つの節から葉が何枚出て、次の節とどうずれるかをまとめた言い方です。一節に一枚が互い違いにつくのが互生、一節に二枚が向かい合うのが対生、三枚以上が輪になるのが輪生です。互生では葉が茎を回りながらつき、二周する間に五枚がつく2/5葉序なら、隣り合う葉の開度は144度という計算です。上下の対が直交すれば十字対生で、呼び分けは福原達人『植物形態学』4-5にあります。複葉なら、単葉と複葉で数える単位を先に決めます。
どこを見れば分かるか
一本の枝を選び、葉の付け根を根元から先へたどります。枝先や日陰の枝は節が詰まり、対生が輪生に見えることがあるので、間隔の開いた中ほどで数えます。向かい合う二枚が同じ高さから出ていれば対生で、高さがずれていれば互生です。目の高さの枝を一本引き寄せるだけで足ります。複葉のときは小葉ではなく複葉全体のつき方を読み、葉の落ちた冬は葉痕の並びから同じことが分かります。
これが分かると何が引けるか
対生と分かった時点で、候補が大きく減ります。日本の樹木は互生が多数派で、対生はカエデ科・モクセイ科・スイカズラ科・ミズキ科など限られた群に集まるためです。街路樹のトウカエデとハナミズキ、生垣のキンモクセイが対生で、ケヤキやイチョウは互生です。互生と分かっても候補は絞りきれないので、そのときは葉脈やふちの形へ進みます。輪生の木はさらに少なく、見つけた時点で行き先がほぼ決まります。