二酸化炭素泉

掲示用の泉質

区分: 療養泉の泉質名

溶けた気体の量だけで決まる泉質です。遊離二酸化炭素が1000mg/kg以上で名前が付き、温泉法別表の境である250mg/kgとは桁がひとつ違います。

どんな成分でこの名前になるか

遊離二酸化炭素が1000mg/kg以上で名前が付きます(指針 第1-3表)。溶けた気体の量だけで決まるので、陰イオンの主成分は問いません。一方、温泉法第2条別表が常水と分ける境は遊離炭酸250mg/kg以上で、同じ成分に桁の違う二つの物差しがあることになります。その間にある湯は温泉には当たるが泉質名は付かない状態で、単純温泉などと掲示されます。

掲示ではこう書かれる

掲示の泉質欄では、塩類泉に当たらない源泉が単純二酸化炭素泉、塩類泉を兼ねる源泉が含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物泉のように書かれます。頭に付く語の決まりは泉質名の頭書きが受け持ちます。掲示の数字は源泉で採った湯のものなので、加温の有無を書いた欄と突き合わせることになります。湧いてから時間がたつほど数字は下がるため、その差が大きく出ます。

湯の見た目と肌ざわり

湧いたばかりの湯は無色澄明で、体を沈めると肌につく泡が細かく付きます。溶けきれなくなった二酸化炭素が気体へ戻ったもので、湯温が上がるほど早く抜けます。泡が見えないから成分が無いとは言えず、逆に泡が見えても配管が空気を巻き込んだ気泡と見分けはつきません。掲示の加温の欄と見た目が結びつく、めずらしい泉質です。

昔の呼び名

新旧泉質名対照表②に当たり、旧泉質名は「単純炭酸泉」です。ここでの単純は、溶存物質が1000mg/kgに満たないことを指します。炭酸水素塩泉の旧名である重曹泉とは別のもので、炭酸水素塩泉は溶けたイオンの側、こちらは溶けた気体の側で決まります。名前の似た二つの取り違えは、炭酸泉と炭酸水素塩泉は同じ?でも扱っています。