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クローズドセルマット

クローズドセルマットは、空気を入れずに使う定番のマット。

写真: Recycling105 / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

道具の特徴

発泡素材そのものでできたマットです。スポンジのように水を吸う「オープンセル」の発泡と違い、「クローズドセル」の気泡は密閉されていて水を吸い込まないのが名前の由来です(Paul Messner・イギリスのキャンプ系チャンネル)。二枚の発泡シートを貼り合わせ、片面に銀色の反射膜を付けた製品が多く、穴が開いても水がしみ込まないので使い続けられます。厚みは一から二センチほどと薄いぶん、広げるだけで設営も撤収も数秒で終わり、ほぼ破れも凹みもしない頑丈さが持ち味です。

選び方

アコーディオン式は広げやすく、ロール式は面が平らで安定します。断熱の目安であるR値は二前後の製品が中心で、夏から秋に向く性能です。以前はR値の測り方が会社ごとに違って混乱がありましたが、2019年の統一規格ASTM F3340-18でブランド間の比較ができるようになりました(メーカーのCascade Designs・Therm-a-Rest、利害あり)。R値は足し算できる数値で、エアマットを重ねると二つを合わせた値になります(たろーキャンプ・YouTube)。重量は三百から四百グラムほどで、冬はこの重ね使いが現実的で経済的です。

エアマット写真: W.carter / CC BY-SA 4.0

使い方のコツ

銀色の面がある製品は銀の面を体側に向けて敷くのが基本です。薄いぶん地面の小石が体に響くので、敷く前にひと通り拾っておきます。パンクの心配がないので地面を気にせず投げるように広げても休めるのが利点です。薄い発泡マットをエアマットの下に重ねると、断熱を足すだけでなく、石やとがった地面からエアマットを守る層にもなります(Joshua Johnson・米国のアウトドア系チャンネル)。テントの外に敷けば座布団やレジャーシートにもなるので、一枚あると使い道がとても広がります。

手入れ・注意

汚れは水拭きで十分です。焚き火の近くに置くと、飛んできた火の粉で簡単に溶けて穴が開きます。片面に貼られた銀色の反射膜は使うほどすり減り、何年も使うと光沢が消えてつやのない面に変わっていくのは経年劣化で避けられません(Joshua Johnson)。折りたたんでも圧縮はできず場所を取るため、リュックの外側にストラップで留めて運ぶのが一般的です(たろーキャンプ・YouTube)。保管は折り目に沿ってたたみ、上に重い物を長く載せたままにしないようにすると、へたりにくく厚みが保てます。

クローズドセルマット

種類と値段を見られます

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たろーキャンプ

の解説動画

マット5タイプの比較とクローズドセルの得意・不得意

概要

マットの役割は寝心地の改善と地熱対策の二つ。寝るときに寒さを感じる一番の要因は地面から伝わる冷気で、寝袋は体重で背中側が潰れてしまうためそこを防げない。キャンプ場は夏でも冷えるところが多く、マットはあれば便利な道具ではなくほぼ必須だと位置づけている。

コットとの関係

コットは体を地面から物理的に離せるので寝心地はマットより上だが、生地自体に断熱性はなく距離を稼いでいるだけ。寝心地を良くする意味合いが9割で、防寒はおまけ程度と考えるのが実態で、コットとマットはどちらを買うか迷う関係ではなく、マットを前提にコットを足していく順番が正しいとしている。

クローズドセルの長所

蛇腹状などに折りたためるタイプで、広げるだけで設営が終わり撤収も一瞬という機動力が最大の武器。空気を使わないのでパンクの心配がなく、焚き火の火の粉で穴が開いてもそのまま使える。重さは300gから400g、価格は2000円台から8000円ほどと軽くて安い。2枚重ねにするときの土台にしやすく、折りたためば座布団代わりにもなる。

短所と向いているスタイル

厚みがないぶん寝心地は空気系のマットに明確に劣り、腰を痛めやすい人がこれだけで寝るのは厳しい。投稿者も30代からは体が痛くなるようになり、コットとの併用が前提になったという。折りたためるだけで圧縮はできないため、軽い割に場所を取り、バックパックへ外付けするのが一般的。軽さとすぐ使える手軽さを重視する登山や徒歩キャンプに向く。

R値と横幅の見方

R値は断熱性能を表す指標で、2で3シーズン、4でオールシーズン、6を超えると真冬も行けるという感覚。重ねれば足し算でき、R2のマットにR4.2を重ねれば6.2として扱える。もう一つ盲点になりやすいのが横幅で、一般的な50cm前後だと体格のいい男性は仰向けで腕がはみ出す。厚みのある空気系ほど段差が気になるので、60cm前後のワイドサイズも検討したい。

出典: たろーキャンプ(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 動画・英語 Paul Messner Camping for beginners | Ep03 | How to choose a sleeping pad, mat or matress
  2. 動画・英語 Joshua Johnson | Outdoors Thermarest - EVA - Exped - Nemo || Closed Cell Foam Sleeping Pads Review and Comparison
  3. 動画 たろーキャンプ 【キャンプマットの選び方】各タイプのメリット・デメリット比較やコットとの違いも徹底解説します!
  4. 資料・英語 Cascade Designs(Therm-a-Rest。マット製造会社、利害あり)(2023) The ASTM R-Value Standard: Rating Sleeping Pad Insulation

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